三吉やで玉子焼きなど(新日本橋・神田)
後輩が行ってみたかったお店があるんですというから店の前までやってきたが、またなんとも賑やかそうな店で、少し入るのをためらうほど。
勇気を出して扉を開けると予想通り店内は満席でにぎわっていて、異国の方であろう店員さんが「スグカタヅケマス!」というもんだから、出るに出られず入口すぐの丸テーブルに3人で座ることになってしまった。
失敗したかなあととりあえずメニューを見るとびっくり。めちゃくちゃ安い。
お酒は180円だし、料理は200円以下のものがたくさんある。なるほど、こういうお店か。そうなると俄然テンションもあがってくるわけで、とりあえずビールともずく酢を注文。
外国の店員さんの方だからあまり日本語が聞き取れず、そして注文もがんがんに間違える。それはあまりよいことではないけれど、価格とこの雰囲気にはとても合っていて楽しい。農場卵玉子焼きというメニュー名にひかれて注文したら、もう完全に普通の玉子焼きで、見た目もひどいのだけれど、おそらくフライパンを使いまわしているのかとても油くさいのだ。コロッケみたいな味がしてそれがなんだかおいしいから訳わかんない。
本ししゃもが一本180円というこの店の価格設定としてはかなりの高級メニューとして出されていて、それはとてもおいしかった。本当にししゃもかどうかはよくわからなかったけれど、普段食べているししゃももどきよりははるかにおいしい。
焼鳥もなんだか雑にやかれて、塩味も薄い。レモンサワーをがぶ飲みする。
ハラミ焼きはだいじょうぶかってくらいレアできたのを黄金の味的な焼肉のタレでイク。これこれ。うまいうまい。
あとなんか注文したやつと全然違うやつがきたりしたけど、もういいやってことでそのまま食ったりした。
最後のしめで「2名様で適量」と書いてあった焼きそばを注文したら、限りなく家っぽい焼きそばがやってきた。
しかもどう2人前に見積もったのか、わからない分量だったから笑った。こんなん絶対おいしいやん。
3人で8千円というこの価格でそこそこの金額いってしまったのは、楽しかったからだろうと思う。この場所でこれはちょっとずるいな。きっとまたきてしまうだろう。誰かいくとき誘ってください。