すずめ食堂で特すずめ濃口中華そば(曳舟)
曳舟のラーメン屋さんの中心的位置づけと勝手に思っているこちらのお店。ファミリーが多いこの地域で無化調で安心して食べられるというのはウリになっているのかどうかわからないが、家族連れも多い。
中華そばは通常と濃口があり、今回は特すずめ濃口中華そば(1,100円)を注文。
スープは煮干しベース。濃口でも醤油とのバランスは非常によくて飲みやすい。香りも強めなのが特徴的。
特製にしたため具材はかなり多めチャーシューが4枚に鶏チャーシューが2枚も入っている大ボリュームである。豚のほうは炙ってあり香ばしくて柔らかい。
鶏のほうは少したんぱくで物足りなく感じてしまうが、2種類入っているのでそれもバランスだろう。
麺は全粒粉入りで歯切れのいいタイプ。この日は少し口に残るような感じでくちゃっとした感じがあったが、普段は弾力があってスープ絡みもよい。全体的に非常にバランスがいいラーメンだと思う。
カウンターの隣ではお母さんがお子さん2人にラーメンを取り分けている。ラーメン屋というのは、なんとなくひとり客が会話もなくもくもくと食べている風景を想像してしまうし、いまだに頑固おやじ的なイメージもあるから、こういった本格的なラーメン屋で親子が仲良く食べている光景はギャップがあってなんだかいいなと思った。でも子どもの頃からこんなおいしいラーメン食べていたら、煮干しにうるさいラーメンエリートになってしまうな。親御さんも大変だ。