主に浅草で食べたものを記録していくよ

優柔不断な無職がかわいい猫についてや、食べたものについて書いています。


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饗 くろ喜で特製塩そば(浅草橋)

いろいろと実験的なメニューを生み出し続けているお店。

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ラーメン雑誌におけるトレンドではこういった研鑽を続けるお店が上位にランクインする傾向があるように思うし、やはり向上心を持ってラーメンを作っているお店はおいしい。ラーメンというジャンルはもう日本もっともポピュラーな食なんじゃないかと思うわけで、そうなるとトレンドのサイクルも早いし、当然お客の飽きも出てくる。そこを乗り越えておいしいものを提供し続けることが必要になっているのだとしたら、ラーメン業界はもう並大抵の努力じゃ人気店になれないんじゃないかと思う。

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よくわからないことをグダグダ書いたが、つまりくろ喜は超人気店であるということがいいたかったのだ。常に行列ができているが、卓越したオペレーションで非常に回転が早い。10人程度の並びなら、すぐに食べることができるので積極的に並ぶことをおすすめする。

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特製塩そば(1,250円)を注文。麺は細麺と平打ちを選ぶことができるが、今回は細麺。国内産麦のみを使用しているとのことで、あまりよくわからないが、小麦の香りが強めになるのだと思う。全粒粉も入っているようだ。

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スープは鶏をベースに野菜の甘味がある。かなり優しめでクリアな味の中に旨味があるという主張なのだろうと思う。それにしても塩は難しい。普段よく使う調味料だから、雑味があってもそれも味というイメージがあるから、根本的にラーメンの塩というのはいわゆる「塩味」とは別で考えなければいけない。

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具材は色鮮やかですばらしい。これも日々おいしいもの、塩ラーメンに合うものを考え、積み重なった結果なのだろう。鶏チャーシューにはトマトとオリーブが挟まれていて、複雑なおいしさになっている。

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個人的にはワンタンをここで使うのに少し驚く。中華そば系には多いが、このトッピングの中のひとつとしてあるのは少し違和感もある。そしてこれも当然のようにおいしい。ひき肉が主張してくるおいしさだ。

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限定メニューも多く、きっと何度も通う価値を提供してくれるお店なのだろうと思う。あそこへ行けば新しくておいしいラーメンがあるとなれば、そりゃあ通うだろう。それはとても難しくて、すごいことだと思わせられる一杯だった。

 

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