加賀屋でフライドポテト(錦糸町)
加賀屋について本気出して考える機会なんてなかなかないものだから、考えてみたのだけれど、特に意味がないことに気付いてやめた。加賀屋は加賀屋でいいのだ。
とりあえず生つって、めちゃくちゃに種類の多いメニューからいろいろと考えた結果、ポテトフライを頼むわけだ。それが加賀屋なのだ。
もちろんそこには煮込むを頼む人がいたり、もつ焼きを注文する人もいるだろう。それぞれの加賀屋があるのである。タバコをぷかぷか喫んで、ガハハと笑いあうグループがそこかしこにいる。楽しそうでなによりである。加賀屋にくると戦争は起こらない。
ポテトフライに続いて刺身の盛り合わせを注文した。これぞ、という盛り合わせが登場した。しめ鯖が入っていればもう十分。幸せだ。
べらぼうに質が良いものを求めているわけじゃなくて、酒のつまみとして、そして価格もあいまって幸せになれればそれで最高なのだ。加賀屋はそんな幸せを与えてくれる安心感のある店である。それは加賀屋であっても、ニュー加賀屋であっても、加賀廣であっても同じである。さくっと酒が飲みたいとき、そこに加賀屋があれば暖簾をくぐっている。楽しい未来はすぐそこだ。