場所も店も柄じゃないのだけれど、縁あってこちらのお店でディナーをいただく。
2種のアミューズブーシュという名の前菜から始まる。恥ずかしながらアミューズブーシュがオードブルという意味も知らなかった。慣れないものだから緊張してしまう。でも緊張していない振りをする。情けない話だ。

網焼きにしたサーモンマリネと野菜のテリーヌ
「菜園仕立て」サフラン風味のサンウェイソース
お、知っている名前の料理がきたと思ったら、やっぱりわからなかった。こういった料理名だとどこからどこまでがどの料理なのかよくわからなかったりするから失敗しそうで怖い。

そして続いては
的鯛のポワレ 月桂樹風のジュ
トマトのコンフィとグリーンアスパラのエチュベ
「ジュ」ってなんだ、誤表記かと思ったのだけれど、どうやらちゃんとしたフレンチ用語らしい。要はだし汁とのこと。エチュベってのは素材の持っている水分で蒸す調理法らしい。やはりフレンチは難しい。単純においしいのだけれど、こういうことを考えてしまうからなかなか味を素直に楽しめなかったりする。

続いての料理が「2週間熟成 エゾ鹿腿肉のロースト 森林風」だったりしたものだから、森林風かあといろいろな想像をしてしまった。

あっという間にデザート。

緊張しているうちにおいしいはずの料理が終わってしまった。やはり、こういった店には多少の勉強をしてくるべきだなと思った。せっかくの料理が分からないし、なにより自分が楽しめない。次回は楽しめるようにもう少しちゃんとしたオトナになってからだな。