ラーメン神田店で普通盛(神田・新日本橋)
ラーメン二郎が神田にもあるらしいと聞いて調べてみたら、店名が「ラーメン神田店」。というか「ラーメン(二郎)神田店」とうっすら二郎と書いてある。おそらく何らかの理由、圧力で二郎の名を外さなければならなくなったと考えられる。二郎コワイ。
そんなわけで僕にとっての初めてのラーメン二郎(二郎とは言っていない)だ。いろいろと恐ろしい噂は聞いていたが、この店は店主の接客が気持ちよかったので怖い感じはなかった。
お客さんも常連が多いようで、店主が「今日はマシっすか?」「もちろん」みたいな背油チャッチャなコミュニケーションが成立していて好感が持てる。
驚いたのは客層で、僕は勝手に「二郎を食うやつらなんて40代の脂ぎったデブか、学生だろ」ぐらいに思っていたのだけれど、ここは素敵なスーツに身を包んだ50代の紳士ばかりで、スマートに二郎を喰らっている光景はさながら高級クラブのようでは別になかったけど、ちょっとイメージとは違った。
紳士たちは、ナチュラルに「ヤサイ」と一言告げ。あとは中空を一点見つめしながら丼を待ち、着丼するやいなやGABANを大量にふりかける。僕以外の店内の全員がまったく同じ動作を淀みなくこなし、シルクドソレイユかと見まごうほどの洗練さは憧れを禁じ得ない。
さて、ラーメン。初心者ということで普通盛(700円)、特にマシなどもせずオーダー。こちらも想像していたのと少し違い、油もそれほどではなく、少食の僕でも少し頑張ればなんとかなる程度のボリュームだった。
スープもコクのある醤油味、美味しかった。そのコクは化学調味料からきているらしく、食べ終わった後の口内の刺激感はなかなかのものだったが。中毒になる人がいるのも分かる。
ヤサイ、チャーシューWみたいなデブまっしぐらな注文の仕方もできるみたいなので、人生が嫌になったときか、太りたいなと思ったときはまた行こうと思う。
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