猫が好き
もう何度も書いているが僕は猫と暮らしている。
このだらだらしたヤツだ。こんなだが女の子だ。
こいつはいつも寝ている。ベッドでグーグー寝ていると思ったら、ちょっと移動して床でペタンとなって寝ている。それが終わったらソファで寝ているし、その後は高い棚の上で寝ている。つまり基本的に寝ているのである。
そして、たまに起きては僕のところへやってきて「ご飯ちょうだい」と言う。ご飯の時間じゃないからダメだよと言うと、あきらめてまた寝る。
僕がご飯を食べていると猫がやってくる。「おまえはご飯を食べているじゃないか。私にもご飯ちょうだい」と言う。おまえのご飯の時間は決まっているじゃないか。僕は人間だから好きな時間にご飯を食べるのだよ。おまえのご飯の時間はもう少し先だからガマンしなさいと言うと、またあきらめて寝る。
トイレにいくとたまについてくる。出るとちょこんと座って待っているのである。なかなかかわいらしい。せっかく待ってくれていたので、僕もサービスしてやるかとダンスを見せてやる。クネクネと体を動かして踊る。すると猫は呆れた目をして去っていく。僕はせっかくやってあげたのに!と怒りながら追いかけるのだ。
だけど、そんなところが僕の猫が好きな理由なんだと思う。だって犬だったら僕が踊りだしたら一緒に踊りだしちゃうんじゃないか。一緒に楽しくなろうっていう気持ちで接してきそう。そういうの苦手なんです。
僕が勝手に楽しくやってるんで、無理してテンションあげてくれなくていいっす、別に。ってなるんです。
この写真は僕の膝の上でにゃあにゃあ言って、口が半開きになっているところ。猫がこうやって僕の膝にくるときは何か要求がある。たいていはご飯なのだが。そんなときは僕も猫の腹をつまんだり、息を吹きかけたりして堪能させてもらい、それから猫の要求に応えてやる。それぐらいでいいんだよ。
必要とされてなくてもいい。たまに呼んでくれるくらいがちょうどいい。
ではまた。