サッポロ一番を受け継がなければいけない
恥ずかしながらサッポロ一番塩とんこつラーメンが発売になっていることを今日知った。そして食べてみた。美味かった。
サッポロ一番は味噌を筆頭に塩、しょう油、とんこつとハズレることがないぐらい安定している。人生最後の日に好きなラーメンを食べさせてやると言われたら、「自家製麺 伊藤本店」ではなく、秋葉原の「饗 くろ喜」でもなく、サッポロ一番味噌ラーメンを選ぶだろう。
これまでにもいろいろなことがあった。ラ王に代表される生麺ブーム、一躍即席ラーメン界のスーパールーキーに躍り出た「マルちゃん正麺」。しかしやっぱりこの縮れ麺に戻ってきてしまうのだ。それだけの魅力がサッポロ一番にはあるのだ。
しかしながら、最近の若者は安易にカップラーメンに手を出し、鍋で煮るということをしない。確かにカップラーメンの成長は著しい。コンビニ各社が競って有名ラーメン店とコラボした商品を開発している。またセブンイレブンのPB商品はあの価格で非常にすばらしい出来栄えだと思う。お湯を注ぐだけという魅力につられてしまうのも無理はない。しかし、だからこそ僕たちの世代がサッポロ一番の魅力を伝えるべきではないだろうか。カップラーメンにはできない玉子落としの技を見直す時期にきているのではないだろうか。
30年以上もサッポロ一番を食べ続けた僕のおすすめ調理法だけでも書いておきたい。
ポイントは茹で時間である。
麺を投入して1分後にはスープを入れておきたい。
目安としては乾麺が上下に分かれて15秒後程度である。(サッポロ一番の麺は少し茹でるとかたまりごとに分かれるのだ)
そしてスープが混ざったら、軽めにといた玉子を投入する。
ここで玉子が固まるまで少し待つことになるのだが、それが麺を程よい歯ごたえのある茹で具合にしてくれる。
若い人たちにはぜひ参考にしてほしい。ちなみにこれは味噌、塩、しょう油、共通で通用する作り方だ。これがサッポロ一番の魅力を再確認する一助となれば幸甚である。
ではまた。