社内のイベントなんて参加しなくていい
少し前に前職の後輩から「社内のイベントに参加するのが辛い」というような相談を受けて少し驚いた。最近の子はそういうこと気にせず、自分の趣味に邁進するものだとばかり思っていた。確かに前職の職場は社内の人間同士が仲が良く、よく飲みに行ったり、休日にキャンプしたりしていたし、昔はなんだか参加しないといけないような雰囲気もあった。
しかし、僕の3つだか4つだか下の後輩が新入社員のときに先輩から仕事で必要だから電話番号を聞かれて、
「個人情報なので教えなくてもいいですか?仕事で必要であれば、社用の携帯電話を支給してください」
と言ったというエピソードを聞いて、時代もかわったもんだと微笑ましく思ったものだが、先輩との付き合いに悩む若手もまだいるのか。
結論からいうと、もう全然そんなの参加しなくていい。参加するメリットなんてほとんどないどころか、デメリットのほうが多い。
試しにそういった集まりを主催しているウェーイ系の若手リーダー格にイベントをやることのメリットを訪ねてみればいい。ほぼ100%こんな答えが返ってくる。
「横のつながりができる」
「先輩と仲良くなっていたら、仕事でいざというときに助けてくれる」
確かにそういうこともあるかもしれない。しかし、社内で助けてもらうことなんてたかがしれているし、本当に頼りになる社内の重要人物はそんな社外活動なんて関係なくたすけてくれるうえに、あなたのことは仕事ぶりで見ているので、いくら飲み会を盛り上げようと評価されない。
だから、行きたくないものに行く必要なんてないのだ。
結局そのウェーイ系の先輩がたは若手と(それも女子と)飲みたいだけだ。7~8年働いた頃には分かると思うが、中堅になって評価されているのは飲み会を盛り上げたやつじゃなくて、仕事をがんばったやつなのだ。
評価シートに
「あなたは社内の飲み会を企画、開催し、部門間のコミュニケーションを活性化しました。S評価!」
なんて書くだろうか。小学校かよ。
むしろ、そういうのに参加すると社内の謎の裏事情を聞いてしまってややこしいことになる。触らぬ神に祟りなし、知らぬが仏なのだ。誰と誰が不倫しているなどの情報ばかり集めているやつに碌なやつはいない。
飲み会が好きで、先輩と仲良くなりたいと思っているのであれば参加すればいいし、そうでないならば参加しないほうがいい。
芸者の真似事をしているとそのうち芸者としてしか扱われなくなるよ。
ではまた。