ミスドが世界一うまいドーナツだと思っていて悔しい
天使なんかじゃないで知ったミスタードーナツ
小さい頃のドーナツといえば、母親がスーパーで買ってきた5個150円の砂糖がまぶしてある揚げパンみたいなやつか、ドーナツなのに真ん中に穴が空いていない中にあんこが入った揚げパンでした。どっちも揚げパンですね。
小学校になって天使なんかじゃないを読んだときにこのシーンが出てきまして、
子どもながらに「なんてオトナな会話なんだ」と憧れた記憶がありました。これはミスドーナツですが、ミスタードーナツですね。初めてミスタードーナツを食べたときには衝撃を受けまして、ドーナツとはこんなに美味いものなのかと感動した記憶があります。エンジェルショコラが好きです。
ミスタードーナツではないドーナツ屋さん
さて大人になりミスドがすっかり生活に定着した頃、あるドーナツ屋さんが巷で話題だと漏れ聞こえてきました。クリスピークリームドーナツです。
確か新宿に店舗があり、たまたま仕事で新宿に行く用事があったので会社へのお土産に1時間ほど並んで買ったことがあります。が、持って帰ったドーナツは不評でした。
なぜならば、それはミスタードーナツとは違ったからです。
もうこの時点ではミスタードーナツこそがドーナツであり、クリスピークリームドーナツは甘すぎたのです。
韓国でドーナツといえば
その後、仕事の都合で韓国に住むことになったのですが、韓国で主流のドーナツ屋をご存知でしょうか。
アメリカからやってきたダンキンドーナツです。韓国で暮らしていたときは至るところにありました。逆にミスタードーナツはほとんどなく今もあるのかはわかりませんが、ソウルの繁華街である江南に1店舗あったのを覚えています。
さて、ダンキンドーナツですが、こちらもあまり僕の口には合いませんでした。理由はダンキンドーナツはミスタードーナツではなかったからです。
もうミスタードーナツから逃げられない
もうこの年になってミスタードーナツが一番美味いと思っているのだから、もう僕は一生ミスタードーナツの美味さから逃げられないのかもしれません。
写真で見ても美味しそう。
僕ももういい年なのでミスタードーナツが世界のドーナツ界の主流だなんて思っていません。チェーン店じゃない美味しいドーナツを食べられるお店も知っています。しかしながら、僕の下はミスタードーナツのドーナツをドーナツの味だと認識してしまっているのです。
いつかあのミスタードーナツを初めて食べたときのような感動をまた別のドーナツで味わえたらいいな。でももうこの呪縛からは逃げられないんじゃないかという諦めもあります。世界一美味いと思っているドーナツをいつでも気軽に食べられる環境にいることは、それはそれで幸せなことなのかもしれないしね。
ではまた。