主に浅草で食べたものを記録していくよ

優柔不断な無職がかわいい猫についてや、食べたものについて書いています。


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初めての海外旅行と越ガールにさようなら

2日目 後編

夕食は観光客が行くような一般的なベトナム料理屋に行った。まずはビール。ベトナムビールの「333」という銘柄のものを呑む。すっきりとしていて味の濃いベトナム料理には合っていた。美味しい。マナさんは酒が呑めない。羨ましいと言われる。そして自分は酒が好きだ。酒呑まないで飯を食べることなんてほとんどない。その土地の名物料理と共に、郷土酒も味わえる。そういうときは幸せだと思う。

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(『333』と書いて『バーバーバー』と読むらしい)

ベトナムといえば生春巻だろ、ということでまず頼んだのは揚春巻。いや、なんか揚げてあるほうがうまそうだったから。甘いソースにつけて食べる。これも美味い。

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つづいてバインセオ。マナさんがベトナムのお好み焼きのようなもので美味しいと話していたので、最初から注文すると決めていたのだ。お好み焼きというよりも韓国のパジョンに近い。日本のようにじっくり焼くという文化は海外では少ないような気がする。パジョンもバインセオも多めの油で軽く揚げていて、かりかりしていて美味しいのだけれど、大味で中に香りの強めな野菜を入れてごまかしている印象。美味しいのだけれどね。

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カニのフライや空芯菜の炒め物なんかを頼みつつ、最後にカニ炒飯を頼む。マナさんは「なんでやねん」みたいな顔してたけど、なんだか食べたかったから。ベトナム米はあんまり美味くないんだってことは知りつつもやっぱり炒飯は美味い。「これ一番うめーわ」って言ったら、マナさんは苦笑いしてた。

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いつしか333ビールからタイガービールへ移行して、お腹もいっぱい良い気持ちになった午後9時。最後に少し時間があったのでカフェへ。空港へ向かうまでの時間までまた少しお話。海外で過ごすことの意味とか苦労とか仕事のことなどを話す。学生時代からボクらの話すことと言えば割かしダウナーかつ諦めで、でもメランコリックでありつつも最終的には「やらなあかん」というまとめになったのでそれはアリだなと思った。海外で働くのしんどいつっても結局は自分の意思っすから。大学4年のときに二人で『カーテンコール』という映画を観て、プリクラ撮って、京都駅のクリスマスツリーを見たねっていう話をしようかなと思ったけどしなかった。そいういうのも自分の意思です。

最後に二人の写真を撮ってもらった。卒業式から4年半。お互い髪の毛の長さは少し伸びたけど、顔は老けたね。

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(マナさんと2ショットなんていつ以来だろう)

カフェを出てタクシーをつかまえ、「じゃ、また」つってお別れ。行きは3500円ぼったくられたけど、帰りは400円くらいで着いたよ。はは。アホみたいだな。チェックインゲートの韓国人にまたしても「コリアン?」とかめんどくせえこと聞かれたから、「アニョ。イルボンサラン。ハングッサルゴイッソだクソ野郎」(うるせえ。韓国に住んでるだけの日本人だ死ね。)と言っといた。早朝に韓国着。家帰って死ぬように寝た。楽しかった。初めての海外旅行を経験して、それで楽しかった。ボクが。すごい。そんな奇跡体験を提供してくれたマナさんに感謝の気持ちをこめて、このあたりでベトナム旅行記を終わらせておく。またいつか行くよサイゴン。

(2010/9/12) ベトナム旅行記 了