一点張で炒飯(赤坂)
最近チャーハンづいていて外食店、コンビニ、惣菜店など、所構わず見かけたら食べている。分かったことはチャーハンのおいしさを特定するのはなかなか難しいということだ。強いていえば適度なパラパラ感と油のコクだろうか。あまりにパラパラさせたチャーハンも食べたが水分がとびすぎていてあまりおいしくなかったし、しっとりしていても味付けで食べられる店もあった。
いろいろとチャーハンについての知見を得てこちらの店にやってきた。いわゆるチャーハンの有名店である。メインは味噌ラーメンらしいが、客の半数はチャーハンを注文するらしい。実際にそのくらいの人がチャーハンを食べていた。
昼過ぎに到着したからか店内はほぼ満席ながら、すんなりとカウンターに座ることができた。驚いたのは女性、しかも一人客が多かったことだ。そしてみなさんチャーハンを食べていた。女性はチャーハン好きなのだろうか。
注文はもちろん「炒飯」。サイズが3種類あったので中盛(700円)にした。厨房の一番右奥でチャーハン担当であろう職人さんが鍋をふるっている。小気味よいカンカンという鍋とお玉がぶつかる音。鍋をふってはとまり、調味料を加えてまた鍋をふる。見ていて気持ちが良い。
見た目はこれぞチャーハンという感じ。中華スープもついてきた。
レンゲですくって一口いただく。うん、おいしい。思っていたよりもしっとりしつつ、米がたっていてくっちゃりした感じはない。これが適度なパラパラ感なのだろう。
味付けも意外に上品で濃い味で食べさせようという感じではない。シンプルに塩味と少し醤感。このくらいの味付けがなんだか後を引いてパクパク食べられる。
後半は少し食べ飽きたが、スープのおかげで最後までおいしくいただけた。ボリュームもあって満足。お店を出る頃には14時頃だったのに行列ができていた。赤坂ビジネスマンの定番なんだろうな。