山里で松本山賊焼き（長野県・松本）
所用があって松本まで向かう。やあ、遠い。東京駅から長野駅までなら直通1時間半でいけるのに、その手前の松本駅に行くには3時間かかるという謎。最短ルートを調べると時間によっては長野駅までいって1時間くらいかけて戻ってくるルートを推奨される。鉄道が悪いわけではなく、東京の人を松本で集めようというのが悪い。
そんなことを愚痴愚痴いいながら松本に到着。出発が遅かったため、着いた時点で時刻は21時半を過ぎている。いくつかの居酒屋に電話をかけてみたが、閉店時間が早いと断られる。残るはチェーン店かと思ったのだが、少し遅くまでやっている飲み屋が一軒あったのでとりあえず行ってみることにした。
できれば地のものが食べたいとメニューを見るとしっかりと揃っている。これはあたりだったかも。とりあえずビールをいただいてほっと一息。ここに来るまでで相当にぐったりしている。お通しに牛肉のしぐれ煮が出てきた。
とりあえず野菜が食べたくてスティックサラダと人参のラぺをいただく。
すぐにビールを飲み干してしまい、地酒でもいただこうかと真澄をもらったところに、山賊焼きがやってきた。あまり詳しくなかったのだが、山賊焼きとはにんにくのきいたから揚げだったようで、こりゃいかんと濃いめのハイボールにまた戻す。
この山賊焼き、地元の人に聞くと松本の名物らしく、信州といえばもちろん蕎麦だが松本で食べるなら山賊焼きというくらい有名なものらしい。カリっとした衣にガーリックチップがのっていて、さらに下味にもにんにくがきいているのだからおいしくがないわけがない。ハイボールおかわり。
そして馬刺し。
これも有名。5種盛りを注文すると立体的な器に盛り付けられてやってきた。一通りの部位はこれで楽しめる。心臓だったと思うがゴマ油でいただいて、生レバーのようでおいしかった。
さらにお刺身は信州サーモンと岩魚というこれでもかというほどの地元料理推し。短時間で長野名物を楽しめている。信州サーモンは本当にあまくておいしい。脂ものっている。養殖でも十分だ。
最後に蕎麦をいただいて締め。
濃いめのハイボールがすすんで、ほろ酔いになってしまった。時間も時間だったのでお酒はあまり楽しめないかと思っていたらそんなことはなく、1時間半を有意義につかっていいものが食べられた。いいお店にあたってよかった。
