Café 晴蔵で浅草フレンチトースト(浅草)
いつの間にやらカフェができていた。場所は観音裏の「ずぶ六」さんの隣あたり。表に立て看板が出ていなければ素通りしてしまうであろう外観だ。もともと民家だったところをリノベーションした、いわゆる古民家カフェというやつだろう。
平日の昼過ぎ。暑さに負けて扉をあけた。店内には甘い香りが漂っている。靴のままあがってもいいか躊躇しつつすすむと、店主さんらしき方が「2階へどうぞ」と案内してくれる。
2階にはいくつかのテーブルとイスが置かれていた。天井が高く、柱がむきだしになっていて、古民家であることを主張している。外には有名な「栄寿司」さんが見える。
てきとうな席に座ると店主さんが水とメニューをもってやってきた。
いまの時間帯のメニュー説明をしてくれる。それほどお腹は減っていないが、コーヒーだけというのも寂しい。人気No.1とあった「浅草フレンチトースト」(850円)をいただくことにした。コーヒーにもこだわりがあるらしかったが、暑さに負けて「アイスコーヒー」(500円)もいただく。
浅草フレンチトーストは黒蜜がかかった和テイストのものらしい。どのあたりが浅草なのかしらと思ったら、セキネベーカリーのフランスパンに写楽の餡子が使われているらしい。他にフローズンのみかんとアイスクリームが添えられている。
パンはカットされているが大きめなので一口では頬張れない。ナイフで半分くらいに切っていただく。
外側はかなりカリカリに焼かれている。食感のせいか黒蜜の甘さはそれほど感じられなかったので、ソフトクリームと餡子をのせて食べると相当に甘い。アイスコーヒーがおいしい。
パンは5切れほどあってかなりのボリュームである。これだけでランチとしても十分である。
入店したときは先客ゼロで、後客もおひとりさまだけ。Wifiもあってゆったりと過ごせる空間だった。ついつい長居してしまいそうだったので、よっこいしょと気合を入れて店を出た。平日午後に疲れたらまたいこう。