叙々苑で焼肉(錦糸町)
ひさしぶりに叙々苑に行った気がする。10年くらい前、叙々苑に行くことがかっこいいんじゃないかという厨二病みたいな思考があって、背伸びして行っていた時代があった。いま考えると訳がわからない。それ以来というわけではないけれど、自らすすんで行くお店ではなくなった。
今回は諸事情あっていくことになった。もちろん行きたくないとかそういうことは全然なくて、料理はおいしいし接客もすばらしいから幸せなことだと思う。少しお高いのだけれど。
錦糸町駅の北口を出てキャッチの多い通りに入ってすぐのところ。居酒屋ビルの最上階に店があるから、2基しかないエレベーターが大混雑していた。10分くらい待たされたので事前に心構えをしていたほうが精神衛生上よろしいと思う。
店に入ると着物をきた女性が席まで案内してくれる。さすが叙々苑である。しかし最初に注文するのは変わらず生ビールとキムチである。
メニューを見ると「ユッケ」(1,800円)がある。ひさしぶりだ。ちゃんとサンチュもついてくる。ひさしぶりにこの甘いタレを食べた気がする。おいしい。
お肉はとりあえず「上ネギタン塩焼」(3,000)から。きざんだネギを挟むようにくるりと巻いて、軽く炙っていただく。このタイプのタン塩もひさしぶりな気がする。焼肉屋でアルバイトしていたときは網が汚れるからこれ嫌いだったな。
そして叙々苑でもっともおいしいといわれる「叙々苑サラダ」(750円)を人数分追加。
チョレギサラダに分類されるものなのだろうが、注文されるたびにドレッシングを作ってあえているらしい。ごま油、サラダ油っぽいもの、ニンニク、醤油あたりが入っているのはわかるが、この旨味の決定的な部分はなんなのだろう。永遠の謎だ。
「上カルビ」(3,500円)と「ハラミ」(2,500円)を追加。価格だけを見ればもっと安く食べさせてくれるところはある程度の肉質だけれど、ちゃんと全部おいしいのが叙々苑のすごいところだと思う。
最後にデザートも出してくれて、温かいお茶までいただいける。
ガンガンにきいた冷房に温かいお茶はいいものですね。叙々苑にきたという余韻にひたって帰ろう。