どんこで酒となめろう(宮城県・仙台)
二軒目を探してしばしさまよう。文化横丁の隣には壱弐参横丁という通りもあり、飲み屋さんがひしめいている。
ぐるりと壱弐参横丁を一周してみると、意外と新しめの店が多いという印象。流行っている店は外にまで並んでいる一方、ひとりもお客さんが入っていないお店も散見されて、なかなか商売的には厳しい場所なのかもしれないと思った。
渋めなお店に立て続けに断られて、とりあえず暑いから一杯いただこうと入ったお店がこちらである。入るとすぐに店主さんから「ビールはセルフになってます」と案内される。それじゃあと冷蔵庫からサッポロの瓶ビールを一本いただいた。
お通しはラタトゥイユが出てきた。創作系の料理と魚がメインのお店らしい。隣に座っていた常連さんらしき方の話からの情報だと店主さんが釣ってきた新鮮な魚も食べられるらしい。
さっき刺身を食べてしまったのでかわりに「なめろう」をお願いした。ついでにお酒もいただく。
「亀齢 辛口純米 八拾」を出していただいた。精米歩合80%という強気なお酒とのことで、辛口とあるが香りもしっかりとしていておいしかった。量はぐい飲み一杯程度。
2度ほど常連さんらしき方が入れ替わりやってきて、一杯飲んで30分で帰っていくというのを見たので店主さんの人望を感じる。店主さん自身がお若いのでお客さんの年齢層も若い。煙草の煙は少し気になった。
お酒がすぐになくなってしまった。目の前に自家製らしき「しそサワー」があったのでソーダ割りをいただき、飲み干したところでお会計をいただいた。
おもしろそうなメニューがたくさんあったので、お腹が膨れていなければもっと料理を食べたかった。オープン間もない店らしいが、お客さんがしっかりついていることからもいい店なのだろうと思う。