高田屋で元気の出る串(岡山県・倉敷)
この日はたまたま倉敷美観地区にある阿智神社の春祭りの日で、町では神輿が担がれ、「じじ」「ばば」の面をかぶった「素隠居(スインキョ)」(結構怖い)という人たちが練り歩いていた。この素隠居が持っているうちわで頭をはたかれると、無病息災で過ごせるということで積極的にはたいてもらった。
観光がてらその阿智神社に向かうと、神社へ向かう階段の入口あたりに焼鳥屋さんがあった。夕方の開店前に通りかかったときに開店待ちの行列ができていたので気にはなっていたのだ。ちょうどいいやと入ってみるも満席。2軒隣の別館で待つようにいわれる。
観光客や外国のお客さんだけでなく、地元の方たちでもにぎわっているようだ。20分ほど待ってまた本館のカウンター席に案内してもらった。
先ほどの店で日本酒を飲み過ぎたのでレモンチューハイを注文。おつまみに「鳥酢」をいただく。
串のおすすめを聞くと「元気の出る串」とのこと。にんにくの芽がまかれた串がやってきた。なるほど、これは元気になるかもしれない。
それから「ちそ巻き」「とりたれ焼き」「牛串」「とりだんご」などを注文。基本的に焼きは強め。
目の前で焼くところも見ていたけれど、かなり強火でいっきに焼いていくスタイルのようだ。味付けも濃く、ちょっとしょっぱさはあるが、お酒がすすむという意味ではいい焼鳥だ。いつの間にやら4杯くらい酒を飲んでいた。
観光地にあるのに価格も抑えめで接客もよい。特に銘柄鶏を使っているとかそういうことではないのだろうが、ちゃんとおいしい。そりゃあ人気ですよね。倉敷は人気の焼鳥屋さんが多いようだけれど、何かあるのかしら。
ちなみに2名での予約は受け付けていないそう。なんだかめずらしいポリシーだなと思うが、お店としては正しいのかなとも思う。少し待ったが入れてよかった。