中華そば新でらーめん(新御徒町)
タイミングがあったので新御徒町の新店に行ってみることにした。浅草の「与ろい屋」出身で、麺は浅草開花楼だそうだ。知らなかったのだが「トイボックス」も「与ろい屋」出身らしく、こちらのお店にも花が出ていた。
JR御徒町駅からは少し遠いからかお昼時でもすんなり入店することができた。カウンターのみの店内は半分くらいが埋まっている。入口すぐに券売機がある。メニューは「らーめん」(720円)と「つけ麺」(780円)がメインのようだ。その他にも「辛味噌らーめん」(800円)があり、売り切れ表示になっていたが「限定」というボタンもある。
今回は初回ということで「らーめん」を注文。ちなみにランチタイムはライス無料だそう。調理担当とホール担当の2名体制でまわしている。食券を出して比較的すぐに丼がでてきた。
バーナーでしっかり炙っていた厚切りのチャーシューが目を引くビジュアル。スープの色は少々濃いめ。一口飲んでみると煮干しの香りが漂ってくる。動物系の濃厚さもあって、与ろい屋と比べるとハードな感じ。
注目の不死鳥カラスさん担当の麺は中細の縮れ。つるっと啜れる麺で粘りがあるが、個人的には少し柔らかいなあという印象。茹で加減もありそうだけれど、なんとなく昔ながらの中華そばに近い印象をもった。
見た目通りチャーシューは分厚くてインパクトのある濃厚な味付けになっている。一枚のみだが十分なボリュームがある。歯を入れるとほろっと崩れる程度の柔らかさでおいしい。
スープを飲んでいると急に柚子がやってきてびっくりしちゃったので、もう少し細かく切ってあるといいなと思った。
店主さんが一生懸命ラーメンを作っている様子が見えて、これから期待したいなと思う。与ろい屋のように定番になってほしいし、これからの変化も楽しみ。