大衆酒場あさくさ金吾でホッピーと煮込み(浅草)
ホッピー通りを抜けた先のひさご通りの入口あたり。浅草三ちゃんがあった跡地に居酒屋ができた。昨年末頃から存在は知っていたのだが、店頭に出されたテーブル席まで満席状態だったので少し落ち着くのを待って行ってみることにした。
店内はカウンターと4人掛けテーブルが少しある程度。先客は一組だけで、カウンターは座り放題だったので一番奥の席に座った。平日だから店主さんおひとりでまわされている。小さい店だが、この席数でひとりは大変だろうなと思う。
ホッピー通り扱いになるのかしらとなんとなくホッピーを注文。
お通しにお浸しが出てきた。このお浸しがちゃんとおいしい。じゃこや白ごまがのっているのもいい。大衆酒場のなかにはかなりシンプルな料理を出すところも多くて、それが味になっているということもあるのだけれど、やはりこういったひと手間を加えたものが出てくると嬉しくなる。
「クリームチーズそばつゆ漬け」(400円)というかわったメニューがあったので、とりあえず注文。これがまたおいしい。クリームチーズにほんのり甘さが加わってお酒が飲めてしまう。醤油とはまた違った味わいだ。
お店の名物とあった「なんこつ塩煮込み」(480円)を追加。野菜もたっぷり入っていて煮込み料理としてもおいしい。あっさりとした味付けで柚子胡椒がつけて食べる。なんこつの食感を味わいながら、味の染みた大根を食べられるのはお得だ。
最近はどこにいっても見かけると注文してしまう「赤ウインナー」(480円)。やっぱりウインナーはこれだなあと思う。ケチャップとマヨネーズをつけてくれるなんて最高じゃないですか。
価格はやはりここの土地柄で少々高めではあるけれど、料理はどれもおいしかった。カウンター越しに店主さんの調理を見ていると丁寧に作っているのも伝わる。次もひとりならホッピー通りを抜けてここへ来てしまいそうな気がする。