弘寿司で絢爛豪華な寿司(宮城県・仙台)
仙台に行くということでおいしいお寿司が食べたいと予約したこちらのお店。楽しいお寿司が食べられると聞いてやってきた。店構えや店内は素朴だ。今回は3人だったので奥の掘りごたつの席に案内していただいた。
とりあえずビールをいただく。
お通しは素魚の踊り食いでまずびっくり。なかなか箸で掴めず、口のほうからむかえにいって、なんとか口の中に入っても暴れまわる活きのよさ。
続いてお刺身。
お皿はライトアップされ、造花で豪華に盛り付けられている。生蛸や漬け鮪、牡丹海老など、どれも新鮮で見た目に負けないおいしさ。
続いてあん肝が荘厳な盛り付けでやってきた。
一皿のためにこれだけ演出をしてくるお店をあまり知らない。不必要なものかもしれないけれど、やっぱり楽しくて会話は盛り上がる。
あん肝ということでお酒が飲みたくなり、さっそく宮城の伯楽星をいただく。
その後もいくつかつまみをいただき日本酒を飲んでいい気分になる。東京以外に来ることはあまりないもので、せっかくならと予約したお店だ。おつまみもおいしいし、お酒もおいしい。見た目も華やかで食べていて楽しい。
最後は握り。ストップをかけるまで出してくれるとのこと。まずは透明なボックスにのったお寿司がやってきた。
白身、イカから、赤身と甘海老。どれも一工夫されていて、これまで食べたことのないものだった。
続いては生け花のような、写真におさまりきらない高さがある皿がやってきた。
中心部分はしっかりライトアップされていて、もうぱっと見はお寿司が目に入らないほどだ。数の子、ホタルイカ軍艦など、これまた独創的なお寿司の数々。
最後の皿は逆さまにしたグラスの上に貝がのせてあるような器に盛り付けられていて、高低差のあるお寿司が楽しめた。雲丹や蟹など豪華なネタがのったお寿司の数々。残念ながらお腹の具合的にここでストップとさせてもらったが、最後まで舌と目で楽しむことができた。
食べ終わったあとはなんだかいい経験をしたなあという気分になる。それがなんだか不思議な感覚だった。こんなに楽しいお寿司は生まれてはじめて。