かめや神田東口店で天玉そば(神田)
どうしてこうなったのか全然覚えていないのだけれど、かめやに入ったときには深夜2時過ぎで、なぜだか先輩とかき揚げそばを食べていた。おそらく2軒目を出た時点で終電がないことに気付き、いろいろなことを諦めた結果、ここに流れ着いたのだろうと思う。
店内は客足もひと段落していて、オヤジさんものんびりしていた。注文は当然のように「天玉そば」(440円)である。全然覚えてないけど、ちゃんと天玉を注文しているところを見ると、まだ意識ははっきりしていたようだ。まあ、深夜に食べるものということを考えると理性も吹っ飛んでいる気はする。
正直なところ味についてはあんまり覚えていないし、ここかめやが他の立ち食いそば屋と比べて特別優れているというイメージもあまりないのだが、タイミングなのか、シチュエーションなのか、頭の中にはおいしかったと思った記憶が残っている。
高さがあって、白いかき揚げを先にのせて上から汁をかける。さっくりというよりは、しっとりとしたかき揚げを崩しながら、濃い味のそばを食べる。そこにとろりとした温泉玉子である。そりゃあおいしい。
これまで何度となく食べているが、おそらくすべてが酒を飲んだあとで、きっと今後もランチとして行くことはないだろうと思う。それだけ限定的なシチュエーションで食べることに価値があって、そのうえでおいしいのである。
ちなみに写真を見て天玉そばを食べたことに気付いて驚いたわけだが、それよりもこれだけちゃんと写真を撮っていたことに自分で引いている。