梅ぞの鮨で〆の巻きもの(青砥)
青砥駅からすぐのこのお寿司屋さん。新入社員の頃の上司、先輩方の締めの店で、3軒目、4軒目として連れていかれることが多かった。ときには帰宅して家でくつろいでいたら日付も変わりそうな時間に呼び出されることもしばしば。ここでよく酔っぱらった諸先輩方に説教をされたものである。
そして数年ぶりにやってきたのはその新入社員時代の上司と酒を飲んだからだ。相変わらずの上司で、酒に酔っていい気分になり、自分の仕事論を語る。10年以上経っても全然変わらない。そういうところが苦手だったんだよな、と思い出してふふっと笑ってしまったら、元上司から「なんだよー」と怒られた。すいません。思い出し笑いです。
そんなわけでこちらのお店では巻物ばかり食べていた。何度か普通に握りもいただいたことはあるので、おいしいことは分かっているし、価格もリーズナブルで良いお店である。ちなみに一貫100円からあり、高いものでも一貫4~500円程度だから、がんがん食べても問題ない。
レモンサワーを飲みながら、元上司の仕事論を聞く。
一軒目ではあまり食べられなかったから、ここぞとばかりに巻物を大量発注し、ばくばく食べる。穴きゅう、とろたく、鉄火、かんぴょう。どんどん食べて、どんどん追加する。
いやあ、おいしい。レモンサワーがしみる。元上司の話はふんふんと聞いたふりをして、寿司を食うことだけに集中する。
さて終電もなくなったしそろそろかなと思っていると案の定、お会計になった。最後に元上司をタクシー乗り場まで送り、お疲れさまでしたと挨拶する。元上司から「いまのおまえの名刺くれよ」と言われたので、「すいません、フリーターなんで名刺ないんです」と断っておいた。お寿司おいしかったです。またいつか。