インドシナでベトナム料理(大阪府・淀屋橋)
大阪に行く理由のひとつに大学時代の友人の結婚祝いがあった。高級料理をごちそうしようかと思っていたのだけれど、彼女が食べたいというベトナム料理になった。
店で落ちあい、とりあえずビール。ベトナムでビールといえばバーバーバーと読む「333」(580円)ということでそれ。ひさしぶりに飲んだ。
異国の料理があまり得意ではない僕はもちろんこのお店ははじめてで、しかしメニューを見ると酒のつまみになりそうなものがたくさんある。ええやないか。
ということで前菜からおすすめとあった「甘エビのオイル鍋」(500円)を注文。ベトナムっぽいものは友人にお任せ。
前菜は厚揚げ豆腐みたいなもの。これが既におつまみっぽい。
甘エビのオイル鍋は甘いアヒージョで、殻ごと食べられる。これはおいしい。ビールのおつまみとしては最高じゃないか。
ビール一缶があっという間になくなり、瓶ビールの「サイゴンスペシャル」(650円)に変更。
友人が頼んでくれたのが揚げ春巻きの「ネム・ハノイ」(900円)と「スペアリブの甘酢和え」(980円)。
これももうおつまみですね。ちなみに友人はお酒が一滴も飲めないのでお茶を飲んでいる。気を遣ってくれたのかもしれない。
揚げ春巻きもスペアリブも基本的に味付けが甘め。そして濃い。ベトナム料理ってこんなんだったっけ。日本風にローカライズされているのか、もともとこういうものなのか。生春巻きのようなもっとそれっぽいものを注文すれば違ったのかもしれない。
そういえば数年前、出張でベトナムに行ったときに当時ベトナムで働いていたこの友人と現地で食事したことがある。そのときに本格的なベトナム料理を食べたことがあるはずなのに、まったく覚えていない。
ちなみに友人はフォーはおいしいところとおいしくないところの差が激しいと言っていた。ベトナムのおいしいところはめちゃくちゃおいしいが、日本ではほとんどおいしいところがないらしい。難しいな。
ベトナム酒にも挑戦してみようと、のみやすいとあった「ナンフン(ベトナム米酒)」(650円)を注文。度数が高いのでソーダ割りにしてみたが、ほとんど味がしなくて失敗。
締めに「野菜と海の幸のヤキソバ」(1,000円)。こちらもかなり日本っぽい味である。ベトナム料理と日本は親和性があるのかもしれない。
ナンフンが味がなかったので今度は人気とあった「ネップモイ(ベトナムもち米酒)」(650円)をロックで注文。普通のお冷のグラスでやってきたので雰囲気はあまりないが度数は高い。もち米の酒ということでめちゃくちゃ甘かった。
なんだか食べたりなかったのと、おつまみが欲しかったので、「サイゴンの中華街の焼飯」(900円)と「ゲソのガーリック揚げ」(460円)を追加。このあたりはもうベトナム料理といっても安心感がある。
なぜか最後に白ワイン飲んでた。
学生時代の思い出ゴシップ話がつきなかったのだが、21時半頃に閉店準備がはじまってしまったのでお会計にした。新婚の友人を遅くまで付き合わせるのも悪いしね。
料理が全体的に食べやすくて異国料理が苦手な僕でも楽しめた。ベトナム料理好きからすると評価は分かれるのかもしれないけれど、個人的にはどれもおいしくてまた行ってみたいなと思えるお店だった。