ルエールサンクでグラスデザート（宝町・京橋）

オフィス街に突然あらわれる洋菓子店。店名が綴りを見ても全然読めなかった。フランス語でRはエールと読むんですね。

店内に入るとまず右側にパンがあり、正面にはチルドのショーケースがある。店内右手奥には焼き菓子もあって、商品ラインナップは幅広い。

ほとんど売り切れていたがサンドイッチもあった。おそらくオフィスレディのランチ需要を取り込もうという目的だろうと思う。

こちらのメイン商品のグラスデザートもそういうことなんだと思う。

ショートケーキだとなかなかオフィスでは食べづらいが、グラスに入っていれば手軽に食べることができるし、残しておくこともできる。

今回は定番のグラスデザートから「ショートケーキ」（500円）、「モンブラン」（500円）、「ティラミス」（465円）の3品と、「シューバナーヌ」（330円）を購入した。

グラスデザートというのはなかなか不思議な食べ物だなと思う。メリットはいろいろと考えられる。

層をたくさん作れるとか、イチゴジャムのような液体状のものを入れることができるとか。

そのためか生地は通常のショートケーキよりも少なく感じる。またとてもしっとりした食感になっている。これはシロップをかけているからかもしれない。

しっとりなめらかで口どけもよい生地を食べられるのであればグラスデザートも悪くない。

ただ食べ方としてグラスに入っているとフォークではなくスプーンで食べるという違いはあるかもしれない。なんとなくケーキはフォークで少しずつ切って食べるという意識があって、その点でみると、グラスデザートは層がたくさんあるのに上から下までいっきにすくいとることができない。なんとなくそんな寂しさがある。

シューバナーヌはバナナカスタードが入ったシュークリームである。

こちらは正統派なシュー生地である。バナナが入っていることを理解せずに食べたものだから、一瞬訳が分からなくなって混乱したが、理解するとインパクトがあっておいしい。

商品ラインナップの多様さやグラスデザートなど、買いに来る人をしっかりと意識した工夫が見られる。おもしろいお店だった。

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