中華そば しば田で煮干しそば(仙川)
すごくひさしぶりにしば田に行ってきた。仙川からとぼとぼ歩いて店に向かうときのこの高揚感と「でもめちゃくちゃ並んでいるんだろうなあ」という不安が入り混じって、早足になる現象が前回に続いてまた起こったので、しば田とはそういうところなんだろうなと思う。
遠くから微かに見える行列がなんとか一回転くらいの人数だったので一安心して最後尾に並ぶ。
今回は煮干しを食べようと決めていた。これまでずっと中華そばを食べたいたので、煮干は初である。
15分ほど待って入店。「味玉煮干しそば」(930円)の食券を購入してカウンターに座る。中華そばのおいしさを知っているので、煮干しそばもおいしさが約束されているようなものだ。それぐらいの信頼感がある。
透き通ったスープの煮干しそばがやってきた。この丼いっぱいのスープが嬉しい。もうこれだけで興奮しちゃう。
スープを飲むと淡麗系の見た目からは想像できないほどの煮干しがやってくる。少し苦味がありつつも、醤油のまろやかさとバランスが良くて、なんだろう、もうめちゃくちゃうまい。いやあ、想像はしていたけどおいしい。これでおいしくなかったら落胆もすごかっただろうから、期待通りでうれしい。楽しい。大好き。よくわかんない。
麺は細ストレート。歯切れよく、すすりやすい麺は、これもこの麺が一番合っているんじゃないかという信頼感がある。スープを引き立てるという意味では最高でした。
低温調理チャーシューは3枚。なんだか同じことばかり書いている気がするけど、このチャーシューもこのスープに最高に合っているんじゃないかという気分になる。すべてスープに集約していく。
結局、スープも全部飲み干してしまった。最後は手で丼を傾けて飲んだ。ひさしぶりだな、そういうのするの。食べ終わったらほっと一息ついて店を出る。この幸せなひととき。何度でも食べたいラーメンです。