カトリカでアンチョビのピッツァ(東向島)
前から行きたいなあとぼんやり思っていて、新年明けてからはじめて外でご飯を食べるかなとなったときに思いついて電話をかけてみたら席あいてるよとのこと。
孤独のグルメで紹介されたばかりだし席数も少ないのでいつも満席なのかと思っていたが、行きづらい場所にあるからかこの日の客は僕だけだった。
店は想像よりもずっとこじんまりとしていて、2席のテーブルが4つのみ。トイレは奥のご自宅と思われる台所を通っていくという不思議な構造となっている。
とりあえずビールを注文。最初は奥様らしき方が対応してくれたが、客が少ないからだろうか、後半はご主人おひとりですべて対応してくれた。
テーブルにはピザとパスタのメニューのみで、他は黒板に書かれている。
まずは冬の葉野菜サラダとホタテのテリーヌを。それからピザはアンチョビを注文することにした。
ホタテのテリーヌをつまみにビールを飲む。ビールが残り4分の1くらいになったところでピザがやってきた。めちゃくちゃ黒い。
イカスミを練りこんだ生地を使っているそうだ。黒い生地にドライトマトが映える。
一口食べるともうアンチョビ。いっきにビールを飲み干してしまし、勢いで赤ワインのボトルを注文。これだけあれば一本飲めてしまうよ。
生地は割と薄めなのにもっちりしていて、引きがある。そして口どけはちゃんといいというなんだか不思議な生地。イカスミの風味もある。これは何風というのだろうか。おいしい。
メインに豚肉のオーブン焼きを注文。これがまた豪快ですごい。赤ワインがきいていて少し酸味もある。肉はほろほろと崩れるほど柔らかくて、これまたどんどん赤ワインを飲んでしまいそうな料理である。
案の定、最終的にはワインが足りない事態になってしまったが、お腹のほうが膨れてしまった。もう一枚くらいピザが食べたかった。チョコレートのピザも食べてみたい。ちくしょう、胃が足りないぜ。