覇王で担々麺黒(神田)
神田駅近に四川飯店の元料理長のお店ができたと聞いたので行ってみることにした。
神田駅北口交差点からさらに北に少しいったところにある。この中央通り沿いは飲食店にとってはなんとなく鬼門な場所のイメージがある。飲み屋だったら線路沿い、ガード下、もしくは少し西側の裏路地あたりに行くことが多く、通り沿いは小奇麗なお店が多いから少し敬遠してしまう。ターゲットが違うというだけなんだろうけど。
開店したばかりということでまだまだキレイな階段を降りて地下のお店に入る。入口でカジュアルなおべべを着た方が案内してくれたのだが、オーナーだったのかしら。
ランチメニューは麻婆豆腐と担々麺白、担々麺黒の3つ。それぞれセットになっていて、ご飯、サラダ、スープ、漬物、杏仁豆腐がつくようだ。担々麺は単品でも頼めるということだったので、担々麺黒を単品(800円)でいただくことにした。ちなみに夜は880円になるようだ。
ランチタイムで混みあっているのに3分ほどでやってきた。さすが中華料理。すばやい。
見た目はかなり黒々していて濃厚さが伝わる。胡麻の香りがしっかりとしているのは嬉しいが、苦手な花椒も目視できるので食べられるかしらと不安になる。
スープの上澄み部分を少しすくって舐めてみるとピリッとした刺激が舌を通して脳天に伝わる。これはかなり辛いんじゃないか。大丈夫かしらと今度はしっかりとスープを混ぜていただく、どろっとしたスープから胡麻の旨味がダイレクトに感じられる。痺れも多少あるが、食べられる程度。花椒は卓上にもあるので、足りない人は自分で調整しましょう。
ちなみに白のスープもいただいたが、黒に比べるとまったくといっていいほど辛くなかった。
麺はばりばりの低加水中細ストレート。いいすね、この麺。粘度の高いスープが絡みついてきて、麺を持ち上げるとスープが半分くらいなくなる。
白はチャーシューが入っているが黒は挽肉がメインとなっている。スープをすすると肉も同時にはいってきて、スープをもぐもぐ食べている感じが好き。
大きな唐辛子も入っていたが、これはさすがに食べられなかった。
食べ終わったあとはさすがに痺れが口の中に残ったが、それも心地よい程度。カプサイシン効果か体が火照って外に出てもまったく寒くなかった。まだ空いているうちに麻婆豆腐も食べにこよう。