猫との近況
ひさしぶりにうちの猫のことを書こうかなと思います。すにちゃんという猫です。
すにちゃんは本当に寂しがりやで人間のあとをペタペタついて歩きます。遊んでほしくなったら「遊んでくれ」と言います。
これが遊んでくれといっているときの顔です。強い意志を感じますね。
こうなると仕方がないので、やれやれ遊んであげるとするかと腰を上げます。すにちゃんは紐が好きなので紐をぶんぶん振り回してあげると、それを追いかけてぐるぐるまわったりジャンプしたりします。ひとしきりそうしてポイっと紐を投げると、取りにいきます。ですが、取りに行くだけで紐を持ってくるかは気分次第です。
紐を持ってこないのに、また僕のところにきて「遊べや」というので、
「すにちゃん、紐を取ってきたら遊んであげるよ」
というのですが、絶対に持ってこようとしません。
「すにちゃん、取ってきて」
と強めにいっても、「おまえが取ってこい」というような顔をしてニャアとなきます。仕方なく僕が自分で投げた紐をまた自分で取ってくるという情けないことが起こるのです。
遊んであげる時間がないときはとんでもない音量で鳴き続けます。みあー、みあー、みあー、みあー、むおー、ぐおー、みあー、むぎゃー、みたいな感じでどんどん禍々しい鳴き声になっていきます。
それでも遊んであげないと今度は僕の座っている横にきて頭でぐいぐい押してきます。そしてまた、みあー、みあー、ぐおーと鳴くのです。
あまりにやかましいので頭を撫でてやると膝にぴょんとのってきて、「ええかげんにせえよ」と悪い顔をしています。
ごめんよ、すにちゃんとしばらく頭を撫でてあげているとそのうち眠ってしまうのです。
僕がご飯を食べているときも、ひとりで寝ていたのにのそのそと起き出して椅子にぴょんと飛び乗り僕の横で寝だします。ちょっと手を置くとすぐに絡みついて、そのまま熟睡するのでご飯が食べにくいことこのうえない。
かわいい。
最近だんだんと寒くなってきたので昨年買ったすにちゃんのおうちを出してあげました。風邪をひかないようにおうちの中で寝るんだよ、とすにちゃんにいうと、「分かったよ」といい返事をします。
すにちゃんが「こういうことだろ?」という目で見てきます。そうそう、暖かいでしょ。
それがしばらくすると、
おうちの上にのっかって毛づくろいをしている。ちがうちがう。おうちは入るものであって上にのるもんじゃないんだよ、と注意をしても、「どっちでもええやないか」とそのまま寝てしまうすにちゃんなのでした。