洋食あきらでふわふわオムライスとエスカロップ(押上・曳舟)
なんだか雰囲気のある喫茶店のようなお店を見つけた。看板には洋食と書いてある。雰囲気のある外観と洋食の組み合わせは間違いないのだ。思い切って入ることに。
女将さんがゆったりとした動きで席をすすめてくれる。おそらくご夫婦で切り盛りされているようで、ご主人は奥の厨房で鍋をふっている。
メニューには唯一エスカロップだけが写真付きで掲載されていて、おそらくこれがこのお店の名物なのだろう。エスカロップを調べると北海道根室の名物らしく、説明には「ポークカツをデミソースでからめました」とある。本来はそれがご飯の上にのってくるようだが、こちらのものはご飯は別のようだ。
ここまで調べたのだからエスカロップを注文すべきだったのだろうが、単純にオムライスが食べたかったので「ふわふわオムライス」(950円)を注文。連れがエスカロップ(1,000円)を注文した。
まず先にサラダと味噌汁がおかれる。味噌汁は基本的に付いてくるようで、これがまた懐かしい味でおいしい。
ふわふわオムライスは正統派だ。
インスタでも映えそうなくらいプルンとした卵で覆われている。デミグラスソースはさらっとしていて、味もそれほど濃くない。
ご飯への絡みという意味ではもう少し濃厚なものでもいいような気がするが、チキンライスとのバランスとしては量も味もちょうどいい。やはり洋食は外観だけではわからない。
エスカロップも一口食べてみた。
薄く叩かれたポークカツは目の細かいパン粉で揚げられており、食べてみると上品。なるほど、こういう食べ方もあるんだ、という味。ご飯がめちゃくちゃすすむ、といった感じでもないので、ライスの上にのっけてしまっていいんじゃないかと思った。
食後のアイスコーヒー。
ストローがついていないのが昔っぽくてよい。普通のコップでごくごく飲むのもいいものだ。メニューを見ると夜はほぼ居酒屋になるみたいだ。昔からの常連さんの憩いの場になっているのだろうな。