ラーメン 宮郎で宮し中華(蒲田)
冷やし中華6軒目は一度行ってみたかった二郎系にチャレンジすることにした。ラーメン店の冷やし中華に調べだすと驚くほどたくさん二郎系がヒットする。やはり人類が求めているのはマシマシなのだろうか。
こちらのお店もの冷やし中華は店名の「宮郎」から「宮し中華」というらしい。昼と夜で限定30食だが、毎日売り切れるほど人気だそうだ。
開店直後に入店し、券売機で「宮し中華 並盛」(870円)を注文。時間がかかるようで、ラーメンや汁なしが優先して出されていく。そのあとに宮し中華が準備され、順にトッピングを聞かれる。
トッピングはヤサイ、ニンニク、アブラ、ショウガ、エビマヨ、ゴマダレ。しかしながら、僕は二郎系初心者。呪文なんてまったく唱えられない。隣の人が全マシしている中、蚊の鳴くような声で「全部普通で……」と絞り出すしかなかった。や、まあ、マシなんてすると食べきれないと思うので、呪文を覚えたとしてもしないんだけど。
とはいえ、二郎系の醍醐味を放棄しているような気がしないでもないので、食べられるようになるか、3日くらい断食したあとはチャレンジしよう。
ということで通常の宮し中華がやってきた。普通でも十分にボリュームがある。大根と水菜、その上に紅生姜がのっている。硬めの食感でバリバリ食べる。
麺がこれまた硬い。低加水の太麺であろうことはわかる。冷水で締めているからであろうバキバキさは、麺の形が固定されているほどである。当然のように歯応えがすごくてアゴが大変ではあるが、ゴマダレとエビマヨの濃厚な味で箸はすすむ。
チャーシューは鶏肉。二郎系の豚を予想していたので、このさっぱりとした胸肉は意外だったが、冷やし中華としてはボリュームがありおいしい。
具材がなくなってくると横に添えてあったフライドオニオンとにんにくをかき混ぜる。口の中が辛くなるくらいのにんにくである。これはもう帰宅して寝るしかないレベル。にんにくマシだったらどのくらいの量なのだろう。
なんとか食べきったが並盛でかなりのボリュームだった。やはり周囲の方は大盛、全マシなどを頼んでいる方が多い。そこまでいくにはどのくらいの修行が必要なのだろうか。学生時代から修行しておくべきだったなと思う。