タコヤココで大阪たこ焼き(下北沢)
悲しみはクレープじゃおさまらねえ。酒だ酒だと、クレープを食べた場所から30mほどの場所にあるたこ焼き居酒屋にやってきた。
おあつらえ向きに外に面した席が空いていてそこに通してもらう。「犬がきたら代わってね」とのことだが、この日は犬はこなかった。
まずはビールだ、ビールをよこせつって、豪快にいっき飲み。こうして失敗した過去をまったく学んでいない。悲しみは酒では解決しないのだ。しかしひと時の安寧のために酩酊ロードを驀進してしまう。
そして僕はせっかくの大阪出身だ。例にもれず幼少期は粉モノで育ってきた。たこ焼きを食べよう。オーソドックスなたこ焼きとねぎたこ焼きを注文。うん、これはおいしいたこ焼きだ。ふわふわですばらしい。
ところが同行者である後輩が
「これもおいしいですけど、たこ焼きってこういうものじゃないですよね」
と言い出した。
やはり関東のたこ焼きは某揚げたこ焼きチェーン店の味が主流になっておるのであろう。僕が中学生の頃にはじめて友達とアメリカ村に行き、甲賀流のたこ焼きを食べたあの日の思い出話をこんこんと聞かせてやった。いま思い出してもあの時の僕はめちゃくちゃ面倒くさいオジサンだったと思う。
とりあえず金魚ハイおかわりで、つって。
おつまみに、たこキムチ、長いものたんざくをいただく。
どれもすばらしい。ちょうどよい気候もあってお酒がおいしい。嫌いになりかけていた下北沢だったが、やはり良い店はあるのだ。
後輩にチーズが食べたいと伝えて注文してもらった何か(メニュー名忘れました)をいただき、酎ハイを5杯くらいがぶ飲みしたところで下北沢に対するわだかまりは完全に流れてくれた。あとは気持ちよく帰るだけである。
たこ焼きをはじめとする料理はおいしいし、お酒の提供も早い。とてもすばらしいお店だった。また下北沢の町で落ち込んだときはお世話になろうと思う。
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