小四川で麻婆豆腐かけラーメン(神田)
神田のガード下あたりはころころお店が入れ替わるので混乱するのだが、こちらのお店は新店である。老舗感を醸し出す外観に騙されてはいけない。
お店の外の券売機でメニューをじっくりと吟味。麺が食べたかったので麻婆豆腐かけラーメン(750円)に決めた。昼過ぎだったが先客はなしで一番端っこに座る。店主さんはおそらく中国の方で辛さと痺れを聞いてくれる。痺れが苦手なもので辛さ普通、痺れ控えめでお願いした。
全然関係ない話なのだがテーブルにおいてある中国語の怪しいカード。どう見てもいかがわしいお店の案内なのだけれど、すべて中国語で書いてあるので読めない。つまりこれは中国人向けということだ。そうなると中国人男性向けの店舗案内、もしくは中国人女性向けの求人案内ということなのだろうか。いずれにしてもこの店は中国人が集まるほど本場の味が楽しめるということだろう。謎のアイテムで知る本場感。
そんなことを考えていたらラーメンがやってきた。見た目からしての本場感。辛そう。
ぐいぐいっと全体を混ぜてみる。意外なことに中太の縮れ麺。辛い系のラーメンは勝手に細麺だと思っていたのでちょっとびっくり。
食べてみてわかった。これはラーメンに麻婆豆腐をかけているのだ。いや、もうメニュー名そのまんまのことを書いているが、僕が想像していたのは汁なし麺に麻婆豆腐がかかっているものだったのだ。これは麺とスープ、つまり通常のラーメンに麻婆豆腐がかかっている。そりゃそうだ。そういう名前だったし。
勝手に勘違いしてすいません。意外なことになんて書いたが、中太縮れ麺を使用したラーメンに麻婆豆腐がかかっているわけで、麻婆豆腐ラーメンじゃないから細麺じゃないのは当たり前なのだ。
スープがあるので当然麻婆豆腐はさらっとしていて辛い。かなり油っこさはあるが、これがまた本場感を醸し出している。後半はちょっと味が単調になってしまったが、かけラーメンということを踏まえれば十分に満足できる味だった。