ドッチツカズ

優柔不断な無職がかわいい猫についてや、食べたものについて書いています。


スポンサーリンク



親とのこと

ちょっと前に親とご飯を食べまして。

 

僕は親とあんまり仲が良くなくて、それはいろいろな理由があるんだけど、一番は父親のことを尊敬できなくなった事件があってからだと思っている。自分の反抗期も長かったとは思うけど、父親の社会性のなさとか、現実問題として家計が苦しくなったこととか。ただ事実として親は僕を大学まで出してくれて、それに関してはちゃんと感謝すべきだなとは思っている。

 

でまあ、両親とご飯を食べた。地方から新幹線にのってはるばるやってきてくれて、東京駅まで迎えにいって、せっかくだから有名な洋食屋で昼飯でも食べようつって、そうしたら父親が3000円くらいするタンシチューを頼んで、こんなの初めて食べたわってはしゃいでた。

 

過去にあったいろいろがなくなったわけじゃないから、なんだかぎこちなさみたいなのはあったけど、それはお互いが年を取ったというものだと思って楽しく過ごした。夜はいい蕎麦屋で酒を飲みながらご飯を食べて、店を出たあとにオヤジが「飲みたりねえ」とか言い出すから、もう一軒いくか、付き合うよなんつって、結局行かなかったけど、そういう会話ができる程度にはなったんだなと思った。

 

急激に両親との距離が縮まったのは年を取ったからだけじゃないと思っている。僕には姉がいて、早々に結婚して子どもをたくさん産んで、実家近くで暮らしている。その姉が両親と疎遠になった。原因はよくわからないけど、母親の話を聞くとちょっとしたことなんだろうと思う。

 

僕は「姉ちゃんが親の近くに住んでて、孫もたくさんいて、あー気が楽だ」なんて思っていた。それがいつの間にかうまくいかなくなっていたらしい。そこから母親は保険の受取人を僕の名義にしたり、死んだ後の財産のことなどを話すようになった。母親は自己犠牲的なところがある人で、同居したいとか絶対いわないし、僕に頼るくらいなら死のうくらいのことを思っている節がある。そんなもん距離も近くなるよ。

 

高校生くらいのときに父親にガラスの灰皿をぶん投げられてから、10年くらい心を閉じまくってきたし、いまも心のどっかではわだかまりがあって、でもあのビール腹だった父親が完全におじいちゃんの体形になっているのを見たら、歩みよらなあかんわなってなる。もしかしたら親はずっと歩み寄ろうとしてくれていたのかもしれない。大学を出てから実家に帰った記憶はほとんどないけど、春くらいには帰ってみようかと思っている。