マクレーンでニンジャテリヤキエッグバーガー(蔵前)
蔵前は大好きな町だ。蔵前に引っ越して数か月で転勤になるという悲しい思い出が美化しているのかもしれないが、たぶんきっとおそらく良い町だったと思う。いろいろとやり残したことや、行きたかったお店などがたくさんあって、いまもそれを補完するためにあちこち散策している。
僕が引っ越したあとくらいから蔵前が急激にオシャレになっていったのは知っていた。もともとオシャレだったのが世間に知られてしまっただけかもしれないが、それにしたってカフェや雑貨屋さんが増えたように思う。
ここもそんな蔵前が知られだした頃にできたお店だと思う。天ぷらバーガーは誰かがお土産でかってきたのを食べたことがあったが、すでに冷めてしまっていておいしくなかった。だからいつかお店でできたてを食べたいと思っていて、今回ようやく食べにいくことができた。いつもは行列ができているようだが、平日の夜ということでほぼ貸し切り状態だった。
狭い店内だなと思ったら2階席もあるようだ。ハンバーガー屋さんだからかやはりアメリカンで、BGMの音量は大きめ。プロジェクターで古い映画を流している。注文したのはニンジャテリヤキエッグバーガー(1,280円)。なんとなく名前がアメリカンだったのと、玉子がのっかったバーガーを食べたかったから。
先にクラフトビールを飲みつつ、窓から隅田川にかかる厩橋を眺めていると店員さんがバーガーを持ってやってきた。テリヤキソースがはみだしていておいしそう。
定番のポテトはやや太め。ケチャップとマスタードはセルフなので気兼ねなくたっぷりつけて食べられる。
バンズはかなり焼き強めでカリッとした食感が楽しめる。テリヤキソースととろーり玉子が合う。テリヤキバーガーはこうでなくちゃ。
なかなかたどりつかないというハンバーガーあるあるをのりこえて、ようやく味わえた肉は少しレア目だが肉の旨味を感じるにはちょうどいい焼き加減である。
ボリュームもあって、夕食としても十分。いつも行列が絶えない人気店なのもわかる。天ぷらバーガーというインパクトの強い商品もあるが、通常のハンバーガーもおいしいことがわかった。蔵前、浅草橋あたりに皮製品を買いにきた美術系の学生さんたちは予習必須なお店であろう。