サラベスでエッグベネディクト(東京)
ニューヨークには一度も行ったことはないが、「ニューヨークの朝食の女王」と聞けば一度は味わってみたいじゃあないか。ニューヨークのイメージはプラダを着た悪魔で完全にとまっているのだけど、きっと夢みたいな場所なのだろう。アメリカンドリームはそこにはあるのだ。
平日午前中に行ってみたのだけれどほぼ満席。以前はとんでもない行列ができていたことを考えると、すんなり入れる程度には落ち着いたのだろう。立地的に東京への旅行者も見られたが、それよりも多かったのがマダムたち。子連れの方もいる。午前中から赤ワインを嗜んでいらっしゃる。これがニューヨークスタイルなのだろう。
クラシックエッグベネディクト(1,450円)とホットコーヒーを注文。さすがの価格である。そういえばエッグベネディクトというものをはじめて食べる。いったいどういう食べ物なのだ。
朝食の女王は待つ時間も優雅である。ゆったりとした時間を味わうことでさらに朝食の味を引き立たせるのである。20分ほど待たされて、ついにエッグベネディクトがやってきた。
見た目からはどんな料理なのかわからない。とりあえずナイフで半分にきってみると、卵の黄身がとろりと出てくる。なるほどポーチドエッグがのっているのか。上にのっているオレンジ色のものはオランデーズソースだそうだ。あまり食べなれていないものなので、何が基本の味なのかわからないが、卵感が強くて想像よりしっかりした味だ。
下の生地はイングリッシュマフィン。噛むと少しねっとりとしていて口に残るから卵黄、ソースと合わさるとさらに濃厚な味になる。間にあるハムがおいしい。ニューヨークの朝食は食べごたえがあるのだな。ニューヨークは体力がいる場所だろうから、朝食はこれくらいしっかりしていたほうがいいのかもしれない。下の写真は単品のイングリッシュマフィン。
連れの方にパンケーキとフレンチトーストも分けてもらった。こちらもとてもボリュームがある。どちらも甘さは控えめでメープルシロップで調整ができる。上品で朝食としてはこちらのほうが食べやすいかなと思う。
きっとニューヨークに行くことはないだろうから、東京で女王の経験ができてよかった。エッグベネディクトは思っていたよりもおいしかったので、他でも食べてみたくなった。
ちなみにニューヨークの朝食の王様はなんだろうと調べてみたが、結局わからなかった。誰か知っていたら教えてください。
Sarabeth's Good Morning Cookbook: Breakfast, Brunch, and Baking
- 作者: Sarabeth Levine,Genevieve Ko,Quentin Bacon
- 出版社/メーカー: Rizzoli
- 発売日: 2015/10/13
- メディア: ハードカバー
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