七五三でもんじゃ焼き(浅草)
あるバーで飲んでいたら隣に座ったご婦人に話しかけられ、それがこちらのお店の女将さんで、これも何かの縁だとさっそく食べにいくことにした。失礼ながら知らなかったのだけれど、浅草では超人気店だ。予約でいっぱいで唯一空いていた時間帯に入れてもらうことにした。
店員さんは外国人の方ばかりなのだが、どんどんお客さんをまわしていく。少し機械的ではあるが、すべてのテーブルの鉄板焼きをどんどん焼いていくのだからすごい。客が焼くのではないようで、もんじゃ焼きをほとんど焼いたことがない僕でも安心だ。
とりあえずビールとおつまみに牡蠣バターを注文。
どこの国の方かはわからないが、お兄さんが慣れた手つきで牡蠣をくるくるひっくり返して上手に焼いてくれる。ひとつひとつが大きな牡蠣で、とてもジューシー。
牡蠣を食べ終えると注文したチーズもんじゃと豚玉がセットされる。
もんじゃ焼きの焼き方、いわゆる土手を作るというやつが僕はヘタクソなのだけれど、店員さんはうまいこと焼いてくれる。
美しい!
そうこうしていると女将さんがやってきてご挨拶。途中からバイトの方に代わってもんじゃを焼いてくれて、食べ方も教えてくれた。もんじゃをコテで鉄板に押し付けて食べると、これまで食べてきたもんじゃと違って強い出汁感がある。なるほど、これがおいしいもんじゃというやつか。
チーズを入れたからさらに濃厚になってお酒がすすむ。バイスがあったのでバイスサワーを注文。すると隣にいた外国の方が「それはなんだ」と聞いてくる。これはベリーベリーおいしいサケですヨーとてきとうな返事をして、ヘーイなどといってヘラつく。観光客も多いようだ。
もんじゃもボリュームがあったが、最後にお好み焼き。
ソースはこだわりのドロソース。
ひさしぶりに食べたが、ちょいと辛くて濃い。関西出身なので懐かしさもある。もんじゃでお腹は膨れていたが、あっという間に食べてしまった。
こちらはウスターソス。
予約時間が決まっていて慌ただしさはあったが、外には何組もお客さんが並んでいて、人気店なのだから仕方ないなと思う。味はもうまったく完全に文句ありません。予約は必須。団体でゆっくり飲みたい人にはちょっと違うかもしれないけど、一軒目としてお腹を満たして、近くのバーにいくのが浅草ルートなんじゃないかなと思う。