相模屋本店 角打ちで立ち飲み(浅草)
某所で酒を飲んでいたら雷門通りの相模屋が角打ちをはじめたという噂を耳にした。その後、なかなか行く機会がなかったのだが、浅草での会合で早めにいくことで「お、まだ時間あるわい。ほんだらちょっと寄ってこかいな」と強引に理由を見つけて行ってみた。
店内に入ると女性店主さんが迎えてくれる。ひとりでお客さんをさばき、肴も調理している。老舗の酒屋さんにしては本格的で手際がよいなと思ったら、どうやらあちこちのお店を成功さえた有名な方らしい。店主さんを引き抜いてくるとは、本気度を感じさせる。
余談だが、当日は何かの撮影がはいっていたようで、僕も飲んでいるところをパシャパシャ撮られた。すでにいくつも取材が入っているようで、どんどん人気店になっていくのだろうと思う。
とりあえず一杯目はビール。せっかくなのでベアード(700円)というペールエールを注文。
その後に会合が控えていたので、肴は豆腐の味噌漬け(300円)。おつまみは500円と300円のどちらかのようだ。かなり濃厚な味噌漬けだったので、最後までこれ一品で飲んでいた。
お客さんがあとからあとから入ってくるが、みなさん常連のようで店主さんと「ひさしぶり」的なコミュニケーションが発生している。角打ちでありがちな見知らぬ人が仲良くなるパターンも目撃したが、僕は完全なるコミュニケーション障害なので結局誰とも話せぬままだった。
ビールのあとは気まぐれ赤ワイン(600円)を。この日は胎内高原ワインという新潟県胎内市のワインだった。ワインは詳しくないが、なんとなく国産ワインはやわらかい気がして好きだ。
角打ちなので長居するという雰囲気ではなくて、お客さんもどんどん入れ替わる。僕は結局3杯飲んで1時間ほどいたのだけれど、僕が一番長居していたかもしれない。他にもおいしそうな肴がたくさんあったし、店主さんと常連さんの小気味よい会話を聞いているのも楽しかったから、またきっと飲み会の前にむりやり時間をつくって寄ってしまうのだろうなと思う。
男の聖地 角打ちに憩う: 全国名物立ち飲み酒屋特選 (ポスト・サピオムック)
- 作者: 小学館
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