九十九里煮干つけ麺 志奈田で徳のせ純濃煮干つけ麺(秋葉原)
志奈そば田なかSecondがあった場所がいつの間にか志奈田になっていた。店名を省略したのかしら。塩らーめん好きだったんだけど。
とりあえず新店は券売機の左上のメニューを頼めの法則にしたがい、「徳のせ純濃煮干つけ麺」(1090円)を注文。純濃という言葉をはじめて聞いたからか、一抹の不安が頭をよぎる。
でてきたスープを見て、「ああ、これが純濃か」と知る。ひとつ新しい言葉をおぼえた。とりあえずドロドロという意味でよいのではないかと思う。
麺は平打ち。ドロドロのスープに絡ませるためだろうと思うが、これが絡みすぎちゃってもう。このドロドロタイプのつけ麺にも海苔がついていることが多いが、海苔をスープにつけてしまうと脳が痺れるほどの塩味が押し寄せてくるので注意が必要だ。
麺を食べるとどんどんスープが減っていく。途中でスープ割りを頼むことをあきらめるほどだ。スープだけ追加で頼むことができるようだったが、それを頼んだら負けな気がして途中からつけ汁にちょろっとつけて食べるという、ゴマダレみたいなスタイルで挑むことにした。
しかしこれ麺を大盛などにした場合はつけ汁は明らかに足りないんじゃないかろうかと疑問に思っていたら、ちょうど隣の席の男性2人組がその状況に出くわしていた。お互いが敬語で話し合う間柄で、ネットワークビジネスやメルマガなどの話をしていて、ちょっとアレなアレだったが、片方の男性が明らかに空前のつけ汁不足に陥っていて、もう片方の男性がそれを心配している。
「それ明らかにスープ足りてませんよね?」「ああ、そうですね。でもだいじょうぶですよ」「追加で注文できるみたいですよ」「ああ、でもいいです」「今日の御礼におごりますよ」「いやいやだいじょうぶですよ」「そうですか?いやでも」
というなかなか見ない会話が繰り広げられているのを興味深く聞いていた。幸いなことに僕はなんとかギリギリで食べきることができた。なかなか大変なつけ麺だった。今回は純濃の意味を思い知ったので、もし次回があれば純濃意外でいきたいと思う。