玉ゐ 本店で穴子料理（日本橋）

「飲みにいきましょうよ、店とっときます」と後輩からの誘い。かまわんよと二つ返事で指定された場所へ向かったらとんでもない雰囲気のある店にきてしまった。なんだろう、今夜あいつに抱かれるのかしら。なんてドキドキしながら入店。

どうやら穴子専門店ということらしく、見たこともないくらい穴子の文字が並んでいる。とりあえずビールを頼む。

やはり箱めしというものを食べなきゃいかんだろうということで、注文。見事な穴子が登場する。うな重の穴子版だから穴重とでもいうのだろうかと悩んでいたが、箱めしって書いてるやないかと途中で気付く。

ふわふわの穴子がたまらない。穴子ってこんなにおいしかったんだ。

あまりのおいしさに味をしめて穴子ちらしまで注文することに。

「上、特上、特特がございますが」

と、つっけんどんな店員が聞いてくるもんだから、つい「特特だー！」と言ってしまったせいで、もはやどこに穴子が入ってんだってくらい具たっぷりのちらし寿司が出てきてしまった。

うにとか海老とかいくらとか。なんだよこれ。穴子食いにきてんだ、こっちは。うめえじゃねえか、ばかやろう。と大阪出身のくせに江戸っ子みたいな口調になってしまうぐらいおいしかった。僕はいま東京に生きている。

築地の王様 穴子 やわらか煮込み 超特大30cm前後 2尾 220g 煮穴子 レシピ 寿司ネタ