八五郎で富山名物料理(富山県・高岡)
高岡駅の一軒目といえば八五郎である。何度か高岡には訪れているのだが、なんとなくこのお店に吸い込まれてしまう。店内はタバコがもくもく、常連夫婦がカウンターに陣取っている。それでも入ってしまうのは地場の空気感を味わいたいからだろうか。
家庭的でおいしい料理の数々。もちろんお値段も安い。とりあえずビールを注文。お通しも手が込んでいる。
ビールを一杯飲み干したら、真だい昆布〆(850円)とほたるいか酢味噌(650円)を注文。富山の夜はこれで更けていくわけだ。お値段は安いが料理は本格的だ。富山の名物を一通り食べたければ、このお店だけで事足りる。
こちらの良さはとにかく雰囲気が良いこと。元気の良いおばちゃんにおすすめされたら頼んでしまう。それが地物だから、美味しいしお酒も進む。白えびのから揚げ(370円)を追加。とっくにビールはなくなり、レモンハイを頼んでいる。
どんどんお酒も進み、日本酒にいってしまいそうになるが、そこはぐっと我慢である。まだまだ夜は長い。長居してしまいたい気持ちを抑えて、店を出るくらいがちょうど良いのだ。地元民にも愛される店だからこそ、感じられる雰囲気がここにはある。