あき政でおでん(神田)
いつの間にやら神田のガード下におでん屋がオープンしていた。駅の真下にある通り抜けられる道の途中にある。最近少しキレイになった場所だ。一番近いのは東口かな。
既に23時をまわっていたので軽く一杯と入ってみたら誰もいない。カウンターに座っていた男性客2人組が「女将はいまトイレだよ」と教えてくれた。ここはじめてなんですが美味しいですか?と尋ねると、「美味しいし、女将が美人なんだよ」と陽気に答える。へえ、スナックのママが引退してはじめた店なのかしら、なんて思っていると入口横にあるトイレのドアがあき、「すいません!いらっしゃいませ!」と女将が出てきたわけだけれど、明らかに年下の若い女の子で、ああ、確かに美人ですね。おほほ。
カウンターに座りとりあえずビール。プラカップで出てきて、おかわりは同じグラスに注ぐシステムとのこと。
メニューはかなり硬派でほぼおでんのみ。しかしおでんにはこだわりがあるようで、お値段はそこそこする。この日の裏種はソーセージだった。
大根、焼豆腐、玉子。シンプルで良い。ダシは薄味だがしっかりしている。優しい味でおいしい。
女将は忙しく動きまわっていて、しかし気さくに話しをしてくれるものだから、それを目当てに通う客もいるのだろうと思う。お酒の品ぞろえも割としっかりとしていて、ちょっと一杯飲んで帰ろうという感じにはとても良い店だなと思う。
店内中央に大きな柱があり、非常に狭い。奥に4人掛けのテーブル席が2つあるが、あまり大人数でいくのはおすすめしない。通路がほぼないといっていいので、トイレに行くには他のお客さんに避けてもらいながらといった感じになる。カウンターが良い。神田で飲み疲れたときに寄ってみれば、女将の笑顔に癒されると思う。