はじめての一人暮らしをしたときにトイレに本棚を置いて幸せだった話
僕は大学を出てから就職のために東京に出てきました。はじめての一人暮らし。部屋の探し方なんてさっぱり分からなかったので、てきとうに不動産屋に入りてきとうに聞いててきとうに決めてしまいました。しかし、一つだけこだわった条件はトイレが狭くないというものでした。
僕はトイレが好きで、あのこじんまりとした空間に閉じこもるのが好きでした。別に一人なんだからテーブルでもベッドでもいいはずなのに、なぜだかトイレのほうが落ち着くんです。だから僕はトイレをもっと快適にするためにトイレに本棚を置きたかったのです。
無事にそれなりにトイレが広い物件を確保した僕はトイレに置くための本棚を探しにいきました。場所は地元にはない、オシャレな家具が安く手に入ると当時超人気だったIKEAです。当時は入場制限がかかっていたような時代でした。大渋滞の店内を物色してこれを見つけました。
確か当時2,999円じゃなかったかな。とにかく安くて、高さも2Mとちょうどよく、なんといっても幅が細いのでトイレに入れやすい。マンガコミックスや文庫小説にはちょうどよかったです。後にスペースが足りなくなってさらに1つ買い足しました。幅20cmなので2つでも40cm。
ここに「ぼくの地球を守って」や「キャプテン」の文庫を並べ、町田康や嶽本野ばらの詩集を並べるというよくわからないことをしていました。
しかし、いま考えると初めての社会人、初めての一人暮らしで心が休まる空間を作れたのは良いことだったと思います。トイレ好きでトイレに何時間こもっても怒られない環境にある人にはおすすめしたいです。
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ではまた。