ドッチツカズ

優柔不断な無職がかわいい猫についてや、食べたものについて書いています。


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実在した夢の歯医者

以前勤めていた会社の近くの歯医者に通っていたことがある。そこは地域の評判も良く、時間もきっちり守ってくれるので、会社の昼休みに通うことができたので僕にとって都合がよかった。唯一の欠点は人気がありすぎて予約が取りづらいということだ。まあ、どこの歯医者でもそうだろうが、1週間に1回ほどのペースで治療を行ってもらい、結局全ての治療が終わるまでに1年半ぐらいかかった。その間に親不知を2本も抜いた。長期に渡った原因は、海外駐在していた頃に現地の歯医者が怖くて、まったく治療していなかったせいなのだけれど。

 

歯医者を比べたことがあまりないので医者の腕が良いのかどうかはよくわからなかったが、少なくとも治療は不満はなかったし、機器もなんだかハイテクっぽいものを使っていたので良い歯医者だったのだろうと思う。

 

さて、この歯医者は2フロアある。2階にいくことは稀だったのだが、たまに案内されることがあって閑散としている。そして2階にいくといつもの先生ではなく、アシスタントのような方が診てくれて治療が早く終わることが多かった。おそらく2階は簡単な治療の際に使用するところなのだろう。

 

そしてある日、2階に案内された。僕が席に座ると、隣の席では歯のクリーニングをしているようだった。やけに甘ったるい声が気になって見ると、ピンクの制服を着た女性の歯科助手さん(歯科衛生士というやつかもしれない)が男性の歯を磨いていた。そして不思議だったのは、2人はずーっと話しているのだ。男性は歯を磨かれているのだが、それでもずっと話している。器用だなと思う。内容は世間話で男性の好きなアニメかなにかの話をしていたような気がする。それに女性の歯科助手さんは歯を磨いてあげながら、「へえ~」とか「すごーい」等の大げさな相槌を繰り返していた。

男性がなにかマンガか映画をおすすめしたときは「おもしろそー!私も観てみるー!」と完全にタメ口で話していて、正直ちょっとうるさかった。

 

そうこうしているうちに僕のほうの治療がはじまったので、あとは耳で聞くのみだったのだが、最終的に歯みがきが終わった男性が

「また来週ね」

と言って去って行ったのが印象的だった。

また来週来るのかよ。どういうシステムなんだ。

 

そしてしばらくして僕の治療も最後の段階となった。最後は歯のクリーニングということで、まあ、その例のピンクの歯科助手さんが歯を磨いてくれることになった。

 

相変わらずの甘ったるい声で歯の磨き方を教えてくれる。

 

「歯と歯茎の間に歯ブラシを置いて、20秒は同じ場所を洗ってください。丁寧にやると歯みがきって5分くらいかかるはずなんですよ」

 

というようなことを言っていた。

当然なのだがお医者さんは僕の頭のほうから歯を磨いているので、お医者さんは僕の顔は反対向けに覗き込んでいる状態である。何が言いたいかというと、僕の頭に完全におっぱいがあたっているのである。

 

あてる必要ないだろうと思うタイミングであたっているのである。おっぱいが。でもこれ見たことある。映像作品で見たことある。なんだこれ。新手の風俗か。

 

しかし1年半も通っているのでここが風俗ではないことは明白である。ということはこの女性独自のサービスなのだろうか。独自のサービスて。甘ったるい声でおっぱいあてられたらそりゃあ週一で通うやつも出てくるだろうなと思う。

 

残念ながら僕はその後会社を退職してしまったために歯医者に行くことはなかったのだけれど、都市伝説だと思っていたおっぱいあて歯医者があることが分かったのは良い経験だったと思う。みなさんの街にもおっぱいあて歯医者があることを祈っています。

 

ではまた。