「俺の」シリーズのブランド価値について
「俺の○○」という店、もはや一ジャンルになっていますね。最近は以前ほどの行列になっていないようですが、つまりそれだけ認知されて安定してきているともいえます。
俺のイタリアン、俺のフレンチで話題になったこのシリーズも「俺のだし」なんてものまでできているようで、いまひとつプレミア感はなくなりましたね。
そしてそれに付随して、その流行にのっかる輩の多いこと。例えばこれ。
「俺の治療院」
もうこうなってくると単純にダサさが出てきます。なんでもそうですが、流行りものが一般化すると、その後は大衆化、陳腐化していくのが世の流れです。そしてこういうパクりものがそのスピードに拍車をかけることになります。
近い将来、「俺の~」シリーズ=チープなイメージが出てくるかもしれません。そうなるといくつかは淘汰され、当初のコンセプト、ビジネスモデルを維持できる店舗しか生き残らないという状態になりそうです。「俺のイタリアン」はちゃんと美味しくて安いを実現できているので、残ってほしいですね。
そのためにはこういう「俺の」をダサく使うオリジナリティのないダサい経営者がいなくなってくれればと思います。
ではまた。