お茶碗の半分って難しいですね
お茶碗にいっぱいとなったらなんとなくこれくらいのイメージ。
ただ、これも厳密にはいっぱいではない。普通はご飯をふっくら盛り付けるために山型に盛るから、お茶碗の容量のパーセンテージで言えば80~90%ぐらいか。
で、お茶碗に半分と言われた場合はこの盛り方をベースにするのか、お茶碗の容量いっぱいをベースにするのかで変わってくる。容量の50%を盛った場合と最初に盛られた分量の50%では、10%程度の違いが出る。このあたりの認識を合わせないといけない。
あと、お茶碗は椀型なので、高さを基準にしてしまうと分量が大きく変わってくる。10cmのお茶碗の下5cmと上5cmでは入るご飯の容量が全然違う。
なんとなくこの「高さ」を半分の基準にしている人は多いような気がする。お茶碗によって違うだろうけれど、純粋にお茶碗の容量の半分を盛るには下から7cmほどまで達するのではないか。すると見た目には「半分なのに多い」とうつってしまうのではないか。
このあたりをちゃんと注文の際に言っておかないと混乱の元だ。
「すいません、おかわりお願いします。食べきれないのでお茶碗に半分でだいじょうぶです。半分というのは最初に盛り付けていただいた分量のちょうど半分という意味です。お茶碗の総容量の半分ではありません。半分の基準はグラムでお願いします。盛り付けた高さではありません。おそらく最初に盛り付けていただいた分量が180g程度かと思いますので、その半分の90gでお願いします」
ぐらい言えば間違いないだろうと思う。
店員さん、大変ですね。
ではまた。