ムーミンスタンドでニョロニョロのたね(浅草)
浅草にムーミンスタンドができた。新仲見世通りの入口付近で、隣にケバブ屋があったり、銀座線の地下食堂街があったりする、少し異国の匂い(雰囲気ではなく物理的な香りという意味で)がする場所でいいのだろうかと思うが、駅地下ではあるし人通りも多い。
そんなところに急にポップなお店が現れたものだからびっくりした。暖色系のライトがふんだんに使用されていて明るい。
奥で注文して手前のカウンターで受け取る方式らしい。メニューはかなり簡略化されており、限定品を除けば「ニョロニョロのたね」のみである。全然ムーミンについて詳しくなくて、ニョロニョロというものが植物であることをはじめて知った。あいつら会話してなかったか。
そして我々人類はそのニョロニョロの種を食べさせてもらえるらしい。しかも通常種は白いのだが、ムーミンママがベリー味とキャラメル味にしてくれたみたいだ。ありがとう、ムーミンママ。
人気No.1とあった「ミックスベリーミルク」を注文した。価格は他店よりも高めに設定されているようで、全品税抜き600円で統一されている。
ドリンクを受け取って店内に設置された撮影場所でインスタ映えした写真を何枚か撮る。
とりあえずストーリーにあげておこう。正しい使い方。ポイントはストローについているニョロニョロ。これがあるのとないのとでは大違いである。ちなみにカップは返却すると100円キャッシュバックがあるらしい。昨今のゴミ問題にも配慮されている。
ドリンクのほうは果肉のはいったミルクベースの甘いジュース。底にはニョロニョロのたねがはいっているので太めのストローで吸っていただく。うん、もっちりしているタピ。おいしいタピ。
店内には原作の絵が飾られているなど世界観作りがなされている。
フローズンの機会にもニョロニョロが描かれていておもしろかった。
奥にはカウンターがあるので涼みたいときにはちょうどいいかも。
ラーメン凪ですごい煮干ラーメン(浅草)
浅草にもラーメン凪がやってきた。個人的に煮干しが好きなので、これはとても嬉しい。店舗数が増えるとどこでも食べられるからと足が遠のくことが多いのだが、凪の煮干しは独特なので食べたくなる。
立地もいいところ。浅草二丁目の交差点で東武線浅草駅の北口からすぐ。仲見世通りからも近い。さぞ観光客が多いのだろうと覚悟していってみると、やはり半分ほどは外国の方。ただ店自体はそれほど混んでいなくて、お昼時でちらほら空席があった。
店内はカウンターのみで後ろの通路も狭いため、券売機は外におかれている。タッチパネル式で太麺と細麺を選べるようになっている。「煮干ざる中華」というつけ麺もあって、限定商品なのかしら。過去にどこかの凪でつけ麺を見たことがあるので、たまに出てくるメニューなのかもしれない。
今回はなんとなく「すごい煮干ラーメン並」(890円)を細麺で注文してみることにした。太麺のほうは麺量を3段階選べるのだが、細麺は並盛と大盛しかないようだ。
店内ホールに接客担当の店員さんが一名、厨房は二名体制。コップにはお馴染みの「煮干が嫌いな方ご遠慮ください」の文字が。食券を渡す際に「銀だれ」を入れるかどうか聞かれるが、量は特に聞かれなかった。外国人さんには「スパイシーソース」と案内していて、なるほどそうなるのかと思った。
細麺で食べるのははじめて。やはり太麺がおすすめなのだろうが、細麺もなかなかいい。豚骨ラーメンの如くスープが麺に絡まりまくるので、煮干しごと食べている感覚がある。なんだろう、銀だれが一蘭の秘伝のたれっぽく見えたのかな。
この煮干しでざらざらしたスープがおいしい。
半年ぶりくらいだったので新鮮な気持ちで味わえた。ちなみに細麺でもいったん麺ははいっていた。
煮干しエキス十分で卓上の煮干し酢を使うことなく完食。これから浅草で定期的に煮干しを補給できる。次回は煮干ざる中華をいただこう。