サイラーでフライシュケーゼ(福岡県・南区)
福岡2日目。この日はお仕事をしなければいけなかったので、ゆっくりできるカフェに行こうと思っていた。しかし、せっかくの福岡である。おいしいものも食べたい。福岡の知人に聞いたところ有名なパン屋さんがあるという情報をいただいたので行ってみることにした。
電車では行きづらい場所にあったのでタクシーに乗って向かったのだけれど、運転が荒い荒い。これが福岡か、なんてこんな風に偏見は生まれていくのである。坂道が多かったものだから着いた頃には少し酔ってしまった。
駐車場には車がいっぱいである。入口は二つあって、右側はテイクアウトのパンやケーキなどがあるほう。そして左側はカフェになっている。左側の入口をはいると「お好きな席にどうぞ」とのこと。混雑していたら仕事はできないなと思っていたが、どうやら空いているようだ。
メニューはオーストリアの伝統的な軽食を中心に、ケーキやパフェもある。
今回はフライシュケーゼ(450円)とアイスコーヒー(430円)を注文。フライシュケーゼは説明文によると、「カイザーゼンメルにフライッシュケーゼとチェダーチーズをはさんだサンド」とのこと。なかなか用語を理解するのが難しい。
カイザーゼンメルは王冠のような見た目のロールパンで外側はクリスピーにようになっているようだ。そしてフライッシュケーゼはいわゆるミートローフのようだ。四角く平べったいソーセージらしい。
ぱくっとかぶりつくと思いのほかふんわりとしたパンの食感。フライシュケーゼとチーズがサンドされているのでボリュームもある。
朝食にはぴったりだ。アイスコーヒーともよく合う。
福岡で優雅な朝食。仕事も捗ったのでこの後の福岡観光を楽しめそうだ。
帰り際にテイクアウトのほうものぞいてみたが、これまたおいしそうなパンが並んでいる。デニッシュも食べてみたかった。
一蘭 本社総本店で博多ラーメン(福岡県・中洲)
中州を歩いていたら一蘭があった。
大学時代に福岡で一蘭を食べたことがあったが、それがこちらのお店だったかは覚えていない。しかし当時は味集中カウンターという目新しいシステムで話題となり、大行列だったのを覚えている。
いまや東京でもあちこちにある一蘭である。原宿や上野、浅草の店舗は外国人に大人気でいまだに行列ができているから、あまり食べていないことに気付いた。よく見ると本社ビルと書いてある。一蘭の本店で食べるなんてなかなかできないだろうし、ひさしぶりにいただこうかしら。
システム自体は本店も東京も変わらないらしい。食券を購入し、カウンター席につくと味や麺の硬さを指定する専用の用紙に記入する。
店員を呼ぶと、数分でラーメンがやってくるという流れである。
いつもと変わらないシンプルなビジュアル。おそらく味も東京で食べたものと同じだろうと思う。ひさしぶりに食べるとおいしい。
全国どこでも変わらない味を提供できるというのはすごいことだと思う。異論はあるだろうが、個人的に豚骨ラーメンのベースはここである。
一蘭がはじめて食べた豚骨ラーメンという人も多いだろう。そしてその味が何年も変わらず提供され続けているからこそ、この人気があるのだろうと思う。いや、少しずつ変化はしているのだろうが、これが時代に対する変化対応ということだ。
ひさしぶりに食べる一蘭はかなりマイルドだった。麺もチャーシューも「あーこれこれ」という懐かしさが出てくる。都内で食べる尖った博多ラーメンもおいしいが一蘭には一蘭のよさがある。間違いなく偉大なラーメン屋だと思う。