大島で味噌ラーメン(船堀)
僕は即席系カップラーメンの中ではセブンプレミアムのすみれが好きだ。以前、京都で新幹線待ちの時間潰しをしていたときに駅ビルにすみれがあった。憧れのすみれだからもちろん食べてみたのだけれど、なんというか、まあ、ちょっと期待はずれだった。カップラーメンのほうがおいしいんじゃないかとすら思った。
こちらの大島はすみれ系でしかも暖簾分けということらしく、雑誌でも頻繁に紹介されていて気になっていた。あの京都で食べたすみれの味が引っかかっていて、なかなか食べる気がおきなかったのだけど、知人におすすめされてようやく足が向いた。
船堀という立地と駅からそこそこ歩くことからそんなに混んでいないだろうと勝手に決めつけていたのだが、平日の11時半頃で並びは15人以上。さすが都内No.1の味噌ラーメン。認識が甘かった。
30分ほど並んで入店。味噌らーめん(790円)を注文。結論からいうとめちゃくちゃおいしい。
こんなことをいうと失礼だけれど、あのお気に入りのすみれのカップラーメンと同じ香りがする。スープのコクは数段こちらのほうが上だけれど、同じ系統だ。となると、むしろあのカップラーメンのレベルが相当に高かったんだなと思った。
黄色い縮れ麺がなんだか懐かしさを感じさせる。ズルズルとすすることが正解だと教えてくれるような麺。スープが絡んで食べやすい。
チャーシューはホロホロと柔らかい。特別な感じはないが味噌ラーメンとの相性はいい。玉ねぎがひとかけらだけ入っていたのだけど、これはイレギュラーなやつなのか。
味噌ラーメンにはあまり詳しくないが、花田や花道とは違う味わいがある。ラーメンの中ではなかなか評価されづらい味噌系で、これだけの人気があるのはすごい。スープを飲み干してしまうほどだったから、そういうことなんだろうと思う。
かぶら屋で一人呑み(曳舟)
かぶら屋って駒込あたりにしかないと思っていたのだけれど、よくよく見ると東京中、50店舗以上もあるんですね、と驚いた。特に池袋は8店舗もあって、先日は町田にオープンし、少し先には浅草橋にオープンするとなかなかのイケイケ具合である。
お通しがないというのは消費者心理としてはかなりのプラス要素かなと思う。とりあえずふらっと入ってみるという選択肢になる。駅前で元気な店員さんが呼び込みをしていたもんだから、ついふらりと入ってしまった。
カウンターに座りビールを注文。サンキュッパという価格設定。
いまの時代では安いほうだ。スピードメニューでアジの南蛮漬を。こちらも280円と良心的。一人飲みを想定しているのか、ボリュームが一人前なので注文しやすい。
串がメインということで、カシラ、ハラミ、ネギマを注文。タレが非常に濃いので、基本的に味が全てタレ味になってしまった。
塩で頼むべきだったか。1本80円とステキ価格なので、多少の臭みなどはありつつ、値段を考えれば十分なクオリティだと思う。
追加でにんにくと赤ウィンナー串焼、それからイカフライを注文。どれも懐かしい味で、クオリティを気にしなくていいメニューな分、お得感がある。レモンハイも追加。
提供スピードもかなり早いので本当にさくっと飲んで、さくっと帰ることができるし、お店側としてもそういった客を想定しているから、気持ち良い。後腐れのない出会いと別れ。30分ちょっと飲んで1300円。最後は「いいね」を押して出るくらいの感覚で。