湯乃島館の篝火で高山ラーメン(岐阜県・下呂温泉)
高山をうろうろしていたときにラーメン店に長蛇の列ができているのを幾度となく見た。しかし時間と、主にお腹の具合により食べるのは諦めて夜になってしまった。
湯乃島館でおいしい会席料理をいただいて満腹になったあと、少し散歩でもしようかと街へおりてみた。150段ほどの階段を下って温泉街をふらふらと歩く。既に21時過ぎだったのでほとんどのお店は閉まっていたが、いくつかの土産物屋と飲食店は空いていた。歩き回って少しお腹もあいてきた(空いたではなく)ので、せっかくだからいっちょラーメンいったろうかという気持ちになってきたのだけれど、高山ラーメンを出す店が見つからない。仕方ない。宿に戻ろう。
湯乃島館に戻り、館内をうろうろ。「ムーンライト」というダンスホールのような場所があり、こちらの雰囲気がとてもステキで入ってお酒でもと思ったのだが、途中でこの「篝火」というお店を見つけてしまった。なんとラーメンを出すと書いてあるではないか。これ幸いと呼ばれてみることにした。
ラーメンだけでもいいですかと聞いてみると、構いませんよとのことだったので、ラーメン(700円)のみ注文。
これが高山ラーメンなのかは正直わからなかったが、昔ながらのあっさりとした懐かしい味がする縮れ細麺の中華そば。お酒を飲んだあとにとても優しい。チャーシューが醤油でしっかりと煮込まれていて、あっさりの中に味のアクセントを出している。ものの数分で完食してしまった。
あとで聞いた話では館内のスタンプラリーを制覇して持っていくとラーメン700円のところが490円になったとのこと。マジか。それを先にいってほしい。ちょっとフロントのひとー。
湯乃島館で会席料理(岐阜県・下呂温泉)
急遽、下呂温泉に行くことになったのだがGWのために旅館探しに苦労した。ようやく見つけたこちらは建物自体が有形文化財となっているそう。車のナビに従って進むと、どんどん上っていく。下呂温泉の中心部からずんずん進んでいくとようやく到着。街まで降りるのにはかなり階段を下る必要がある。
文化財ということで非常に雰囲気のある外観となっており、中もとんでもなく広い。今回は新館である景山荘というところに泊まったのだが、エレベーターを乗り継いでいく必要がある。大浴場までもかなり歩く必要がある。その広さを使ってスタンプラリーなどもあり、家族旅行であろう子どもたちは楽しそうに走り回っていた。
さて、お料理。
「初夏を味わう会席」ということで、地のものがたくさん使われているコースだった。オードブルにはホタルイカや稚鮎があり、季節感を感じることができた。
メインはもちろん飛騨牛のすき焼き。観光しつついろいろと飛騨牛は食べたが、やはりブランド牛ということで脂の甘みがしっかり出ていておいしくいただいた。
高山で購入した地酒をいただきつつ、部屋でのんびりと料理を堪能させていただいた。
建物やお風呂も趣があり、ゆったりと過ごすにはとても良い旅館だと思う。ステキな時間だった。
まっぷる 飛騨高山 白川郷・下呂温泉 '18 (まっぷるマガジン)
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