バール青ィ印で酒など(大塚)
21時も過ぎた頃、大塚駅の南口を出て酒場を探しておったら、ふわりとした青い光が目についた。青提灯がかかっている。なんとなく吸い込まれるように店内に入ってみたら、ちょうどカウンターが空いているとのことでお邪魔する。
とりあえずビールとおつまみを、ということで「インカの目覚めとスパムのポテトサラダ」(680円)、「御養卵のアンチョビ半熟たまご」(390円)をオーダー。
ポテトサラダに焼いたスパムが一枚のっかっている。温かいスパムとマヨネーズ多めのポテトサラダがよく合う。添えられている青ネギもうれしい。
半熟たまごは別の種類の卵を使っているのか、色が違う。なにかしら一工夫をしてくれるお店らしい。
「ボリューム満点お肉の前菜盛り合わせ」(880円)は生ハムやサラミなどの盛り合わせ。カウンター上には生ハムの原木がおいてあった。生ハムのピザがうまそうだったが、この日はピザが売り切れだったらしく残念。
日本酒はメニューになかったが而今があるとのことでそれを。シャンパングラスで出てくる日本酒はなかなかに雰囲気がある。悪いオトナになった感。実際はそんなことはなくてただただ普通に生きているのだけれど、業界人みたいな悪いオトナにもちょっとした憧憬があるから、この時間にちょい悪オヤジ的な雰囲気を味わっておこう。
最後に肉を食べたくて馬肉を頼んだのだけれどこれも売切。焼いた肉が食べたかったので、何かないですかと尋ねたところ、「豚肉を焼ける」とのことだったのでそれをオーダーした。ついでにカールスバーグも。ビール、酒、ビールってのも悪い感じがしますね。しませんか。そうですね。
お酒もワインも飲めて、使い勝手のよいお店だと思う。店長さんが話しかけてきてくれて、最近オープンした店だったことを知った。大塚は激戦区だけれど、敷居が高い店も多いので、気軽に立ち寄れる店として長く続いてくれればと思う。
中華そば 七麺鳥で味噌ラーメン(鶯谷)
桜が満開の日曜日に雨が降った。残念なことだ。傘をさしながらふらふらと歩いていると、前から中華そばを食べたかった七麺鳥が見えた。よし入ろう。しかしなぜだか特製味噌ラーメン(1,050円)の食券を買ってしまったのは、何某かの巨大な力が働いたからだと思う。雨で寒かったし。
というわけで味噌ラーメン。おかみさんから「豆板醤とにんにくはいりますか?」と聞かれたので、いただく。
麺は最近の味噌にしては比較的細めの中太縮れ麺。もちもちとしていて、噛みごたえがある。
チャーシューは3種類。これが特製ということか。あっさりとした鶏チャーシューと低温調理の豚。それから豚バラチャーシューが入っていた。単調になりがちな味噌ラーメンの良いアクセントだ。低温調理のチャーシューだけ少し筋ばっていたのが残念。
スープにはたっぷりと背脂が入っていてかなり濃厚。ネギともやしがよく合う。看板に白味噌、赤味噌、麦味噌の3種を組み合わせてあると書いてあったが、確かに複雑な味がした。
玉子もしっかりと味がついていておいしい。が、いつも味噌ラーメンを頼むと味玉をトッピングしたことを後悔する。たぶん味噌と味玉の組み合わせが好きじゃないんだと思う。次に味噌ラーメンを食べるときは覚えておかないと。
濃厚ではあったが、あっさりと完食できた。次こそは中華めんを食べたい。晴れた日に行こう。
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